「八重の桜」第47回“残された時間”
大河ドラマ「八重の桜」第47回“残された時間”
NHK総合 11月24日放送
久しぶりに、八重(綾瀬はるか)と新島襄(オダギリジョー)がメインになった感のある回でした。
心臓病でありながら、同志社を大学にするために命を削るようにして働き続ける襄に、寄り添う八重・・・。
夫婦らしい細やかな愛情と、同志のように目標に向かう想い、とがじっくりと描かれていましたね。
襄の夢を理解しながらも、身体を気遣う八重の複雑な想いが、何とも切なかったですね。八重が医者に宣告されて、呆然として“毛布を、襄の毛布を買いに行かなくっちゃ・・・”というシーンには泣かされました。
本人には打ち明けないはずが、襄に追及されて、あっという間に話してしまったのにはちょっと驚きましたが・・・。
苦悩しただろう八重を襄の方が思いやることにまた泣けましたが・・・。
焦るあまりつい荒れて“神の思し召しと思っても、成し遂げる前に死が追いついてしまうことに耐えられない”と語る襄に、つい“大学なんか”と言ってしまう八重・・・。
“誰かが種を蒔かなければ、一粒の麦を・・・”と語る襄に、これは襄の戦なのだから、と最後まで共に戦うことを決めた八重・・・。
そこまでに至る二人の想いが、丁寧に描かれた回でした。
あまりファンションに興味が無いし、当然詳しくないのですが、八重の服装がとても印象に残りました。
黒の上着にブルーのロングスカート?、とか、上がエンジ色(茶色?)下が袴で首に下げたマフラー状のものをブローチで留めているスタイル、など、スタッフの力の入れよう、丁寧な仕事ぶりが伝わってきたものです。
そういうところに目が行くのも初めてで、楽しみ方もいろいろですね。
今頃になって、という気がしないでもないですが・・・。
勝海舟(生瀬勝久)が久しぶりに登場して、この時代に健在だったことに驚かされました。
槇村正直(高嶋政宏)も久しぶりですが、相変わらず異端な感じで、笑ってしまいましたが・・・。
すでに成功者になったような山川健次郎(勝地涼)や徳富蘇峰(中村蒼)も登場していますが、回想シーンなどと比べるとあまり変わりが無い感じですね。
オープニングでは、伊藤博文(加藤虎ノ介)や大隈重信(池田成志)も登場しました。
こうしてみると、若手や中堅どころが頑張っていますが、その上の俳優さんたちはみんな居なくなってしまったんだなあ、という感じがどうしてもしてしまいます。
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