「八重の桜」最終回“いつの日も花は咲く”
大河ドラマ「八重の桜」“いつの日も花は咲く”
NHK総合 12月15日放送
1時間に拡大しての最終回でした。
日清戦争と日露戦争の間という時期の終わり方で、ドラマとしての終わり方の難しさを感じたものですが・・・。
それでいて、予想していたバタバタ感が無くて、しんみりと観られた最終回でしたね。
特に、八重(綾瀬はるか)と母・佐久(風吹ジュン)との語らいなど・・・。
懐かしい人たちが次々に、それも静かな感じの登場で、何よりこの時期に健在だったことに感動したものです。
新選組の斎藤一こと藤田五郎(降谷建志)と妻・時尾(貫地谷しほり)、徳川慶喜(小泉孝太郎)と勝海舟(生瀬勝久)・・・
そして西郷頼母(西田敏行)までも・・・。
会津を訪ねた八重と桜守となった西郷のバックに映る桜が綺麗でしたね。
オープニング映像などからも美術スタッフの仕事の素晴らしさが伝わってきました。
八重が洋装になってからは、ファッションに興味のない私でも、目が釘付けになっていたものです。
大河ドラマのスタッフの丁寧な、力の入った仕事が見えて、そのあたりも楽しめましたね。
ドラマとしては、みんなが静かな最終回を迎えているのに、登場人物の中で一人、当時の情勢に乗って急進的な言動を見せていた徳冨蘇峰(中村蒼)が気になっていました。
最後に、八重が想いを語り聞かせることで、ドラマ自体も収めた感があって、何だかホッとしたものです。
会津の名誉も回復して終わりましたし・・・。
昨日の綾瀬さんはとても存在感がありました。
大河ドラマ自体、登場人物が多くて、主役(特に女性の場合)の立場がどうしても目立たなくなる時があります。
綾瀬さん、この一年頑張りましたね。
肩に力を入れないで、あくまで自然体で、女優として一回りも大きくなったように見えた最終回でした。
去年の「平清盛」もこのドラマも視聴率的には苦戦したようです。
どちらもあまり知られていない(清盛は名前だけは有名?)人物だけに難しかったのでしょうね。
個人的には、史実通りとは思っていませんが、これまで知らなかったことを知り得たし、結構これを起点に自分なりに勉強しましたし、楽しかったです。
最近のニュースで、八重さん本人の講演を聴いたという女性が出演していました。
当時の映像も観られましたが、とても凛とした方だったと語っていました。
銃の撃ち方まで語ったようで、なんだか生々しい印象を受けたものです。
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