「軍師官兵衛」第3回“命の使い道”
大河ドラマ「軍師官兵衛」第3回“命の使い道”
NHK総合 1月19日放送
官兵衛(岡田准一)が、おたつ(南沢奈央)を失ったことを引きずって始まった今回・・・。
観ていて切ないものがありますが、官兵衛の若さゆえの未熟さを露呈しても見せましたね。
復讐心を隠せない、赤松への攻撃の進言は、父・職隆(柴田恭兵)などに押し止められますが、嫌味な櫛橋左京進(金子ノブアキ)の存在もなかなか面白いです。
官兵衛を見守り続けていた祖父・重隆(竜雷太)の、あっという間の死には驚かされました。
展開の速さは結構好きです。
来週は、妻・光を演じる中谷美紀さんも登場するようですし・・・。
予告編を観たら、“北条政子?”という印象でしたが、何より楽しみですね。
今回、個人的なハイライトは、荒木村重役・田中哲司さんの登場でした。
派手ではないですが、脇で活躍していて、気になる俳優さんの一人です。
前日の「三億円事件」(テレビ朝日)では、犯人の義兄役で、妻とともに苦悩していましたね。
そのため今回の登場シーンは驚くばかりでした。
もともと、こんなふうに豪放磊落で弾けたような、それでいてコミカルな感じの役は観たことがありませんでしたから・・・。
大ぼらではなく、実際に出世していくようですから、これからが楽しみです。
官兵衛が広く世界を観るきっかけになったような堺のシーン・・・
鉄砲を買い入れるために会った商人役の小西博之さん、恰幅が良くて迫力を増してきましたね。
人殺しの道具を売る“堺商人の戦さ”はなかなか重たく響きました。
鉄砲を手にし、簡単に人を殺せると説明されたときの官兵衛の複雑な表情が良かったです。
人の死に直結すること、その恐れを実感したのか・・・。
その後、キリスト教の布教場所に迷い込んだシーンは繋がるのでしょうね。
後にクリスチャンになったことは、ラストの“官兵衛紀行”で初めて知りましたけど・・・。
「八重の桜」で、八重が鉄砲に興味を持ち、会津戦争で戦いますが、個人的には観ていて消化しきれないものがありました。
私が観ていた限り、八重は鉄砲で人が死ぬということを悩んだシーンが無かったような気がします。
昨年のニュースで、八重の講演を実際に聴いた女性が出演していました。
その講演で、八重は鉄砲で戦った話をしたそうです。
どのような内容だったのかはわかりませんが、そのことも私の中に残っているのかもしれません。
竹中半兵衛役で、谷原章介さんも登場。
こちらも格好いい登場の仕方でしたが、谷原さん、大河ドラマでいつも観ている気がしています。
官兵衛を巡る人たちが続々登場してきて、その関係を読んだりすると本当に面白いですね。
今回も名前しか知らなかった主役ですから、彼を中心にして様々な人たちを知ることができるのが楽しみです。
深沢敦さんが、お休み処の主人?実は盗賊のリーダー役で出演したのに笑ってしまいました。
どうしても、「相棒」(テレビ朝日)のヒロコママの印象が強いですからね。
おかげで、田中さんがよけいに格好良くなりましたけど・・・。
こんなに死体があちこちに転がったままの大河ドラマってこれまでにあったのでしょうか。目にしたくないのでずいぶん避けてきたのですが、これが戦国時代を描くドラマなのだと思い知らされてもいます。
登場人物の紹介記事を読んでみると、それぞれに波乱万丈で、興味が沸いてきました。
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<これまでの感想>
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