映画「ラスベガス万才」
「ラスベガス万才」公開:1964年/アメリカ映画
監督:ジョージ・シドニー
脚本:サリー・ベンソン
音楽:ジョージ・ストール
撮影:ジョゼフ・バイロック
出演:エルヴィス・プレスリー アン・マーグレット チェザーレ・ダノヴィア
<あらすじ>
ラッキー(エルヴィス・プレスリー)は自動車のレーサー。
自分で設計した車のモーターを買う金を稼ぐためにラスベガスに・・・。
そこで、イタリアのスピード王マンチーニ伯(チェザーレ・ダノヴァ)と知り合う。
二人の前に現れたのがラスティ(アン・マーグレット)という美人。
ラッキーは彼女と仲良くなるため、そしてエンジンを買うために彼女の勤めるホテルで働くことになるが・・・。
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ビデオレンタル店で、セット買いだと安くなったので何気なく選んだ一枚でした。
もちろん作品としては知っていましたが、初鑑賞です。
プレスリーが「エルビス・オン・ステージ」(1970年)で復活する前、低迷期に入る前の作品です。
だから、とにかく明るくて、何も考えないで(良い意味で)楽しめます。
若い男女が知り合って、ちょっとした邪魔が入って、最後は歌とスポーツで盛り上がる、というパターン。
日本で言えば、加山雄三さんの「若大将シリーズ」を思い浮かべますね。
当時、プレスリーは音楽より映画の方を中心にしていて、同じようなものばかりで飽きられた、なんて言われてもいました。
同じような作品が続いていた中でも、この作品は評価されていたような気がします。
相手役がアン・マーグレットで、すでにスターの仲間入りをしていたはずです。
プレスリー映画と言えば、女性は添え物的な感じがしたものですが、彼女の場合は違っていたと聞いていました。
今回、観てわかりましたね。
歌って踊って、プレスリーに負けてはいませんでした。
美人とは言えない感じですが、負けん気のようなものは出ていましたね。
動きは、マリリン・モンローのコピーみたいでしたけど・・・。
アン・マーグレットを観ていて、昔は“演技のほかに歌もダンスも出来て、初めて一人前のスター”と言われていたことを思い出しました。
“それに引き替え、日本のスターは・・・”と、一段低い評価をされていたような気もしますが、今はもうそんなことはあまり聞きませんね。
出来る人はそれでいいし、演技専門に追及していってもいい、という感じでしょうか。
カラーの映像は、黄色や赤の原色が目立ち、何だかポップな映像を観ている感じがしました。
音楽はもちろん、プレスリーの「ビバ・ラスベガス」や「テキサスの黄色いバラ」などたっぷり聴くことが出来ます。
アンの歌やダンスをこんなに観られるなんて思ってもいませんでしたし・・・。
音楽やダンスにほとんど反応しないはずの私が、こたつに入っていて、思わず畳を叩いていたことを打ち明けておきます。
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