映画「舟を編む」再見、“右”にこだわってみる
この正月、久しぶりにレンタルビデオ店に行き、映画「舟を編む」のDVDを借りてきました。
公開当時に劇場で観ているんですが、目的の作品が見つからなかったもので・・・。
改めて、この映画の世界が好きだなあと思ったものです。
映画の感想は、こちらで。⇒映画「舟を編む」
今回、興味を持ったのは・・・
荒木(小林薫)が後任探しの時に、馬締(松田龍平)に質問した“右”という言葉の説明・・・。
答えは“西を向いた時、北に当たる方”でしたね。
三浦しをんさんの原作では、“体を北に向けたとき、東にあたるほう”です。
試しに、私も辞書を引っ張り出して調べてみました。
“東を向いた時、南の方、また、この辞典を開いて読む時、偶数ページのある側を言う”(岩波国語辞典・第6版・2000年発行)
“南に向かって西のほう”(講談社日本語大辞典・1989年発行)
当然、その他にもいろいろな記述があるんですが、セリフと同じような部分だけを抜粋したものです。
それぞれを実際にやってみたところ、一周してしまいました。
見事に方向がバラバラなのが笑えるし(同じではいけない約束事でもあるのか)、“この辞典を開いて・・・”なんて、何だかどこかから見られているような感覚がしますね。
俄然、辞書って面白いと興味が沸いてきて、目の届く所、手の届く所に置くようにしました。
ただし、馬締ほどにはとてもなれないですが・・・。
辞書を編む (光文社新書)
飯間 浩明
辞書の仕事 (岩波新書)
辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?ワードハンティングの現場から (ディスカヴァー携書)
三省堂国語辞典 第七版
文庫 裏読み深読み国語辞書 (草思社文庫)
学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方
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ちょっと、余談ですが・・・
実は、観ていないDVDやビデオがうんざりするほど(嬉しい悲鳴?)あるのです。
だから、今回、本当に久しぶりのレンタルビデオ店訪問だったんですが・・・。
結局、レンタル落ちの格安作品を購入する羽目になりました。
購入したのは「バグダッド・カフェ完全版」「ラスベガス万才」(エルヴィス・プレスリー&アン・マーグレット)「ドル」(イングリット・バーグマン主演のコメディ)。
「ドル」はまったく知らなかった作品なので、それを含めて、個人的には掘り出し物だったんですが、いつ観られることやら・・・。
<関連記事>
「舟を編む」三浦しをん著 2013.5.16.
映画「舟を編む」 2013.6.8.
舟を編む 通常版 [DVD]
舟を編む 豪華版(2枚組) 【初回限定生産】 [Blu-ray]
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