「相棒season12」第12話“崖っぷちの女”
「相棒season12」第12話“崖っぷちの女”
テレビ朝日 1月15日放送
別の意味で、ハラハラし通しの回でした。
何しろ高所恐怖症(それも、歳をとるごとにひどくなっている)なので、音楽学校の講師・雪絵役の小島聖さんが屋上の端に立ったままなのには参りました。
足元から血が抜けていっているような気分を味わい続けましたね。
とにかく、甲斐(成宮寛貴)が早く安全な場所に引き戻さないものか、とイライラさえしましたけど・・・。
それにしても、やはり甲斐の相棒としての立ち位置がよくわからないですね。
亀山(寺脇康文)のようにわかりやすい純粋な熱血さがあるわけでもなく、かと言って、神戸(及川光博)のように熱さを秘めたクールな大人の雰囲気とは遠いし・・・。
二人とまったく違った人物として描かれてはいるのでしょうが、こちらが鈍いのか、よくわからないままでいます。
今回も、結局小島さんに上手く利用されて終わりでしたから・・・。
ラスト、花の里で悦子(真飛聖)に慰められても、姉に慰められている感じでしたし・・・。
最近は、甲斐を右京と離れた感じに持っていこうとしている気配がします。
先週は早々に怪我をして、何となくフレームアウトした感じで、陣川(原田龍二)が右京(水谷豊)の相棒みたいでした。
今回は、単独行動で事件に巻き込まれた甲斐の見せ場になるはずが、個人的には、無理やり相棒にされて振り回された伊丹(川原和久)に目が行って仕方がありませんでした。
特命を毛嫌いしていても、刑事としての真摯な姿勢やその優秀さが見えますから・・・。
これまでは、特に伊丹のファンでもなかったのですが、何だか“スーツ姿の男は素敵だ”と初めて思わせられたものです。
伊丹と芹沢(山中崇史)は、少し離れた方が、お互いの存在感が出てくるようにも思いましたね。
今回、音楽学校の三人組(?)が、いかにも悪そうな面々で、笑ってしまいました。
それにしても、来週のゲストが尾美としのりさんで驚きました。
シーズンの中でも、とても評価が高かった“暴発”(season9・第6話)では、麻薬取締官役で熱演でしたよね。
あれほど重要な役を演じた人が、別な役で再登場するなんて信じられないです、嬉しいし、楽しみですけど・・・。
ちょっと話は反れますが・・・
先日、“ノアの方舟”(season7・第10話元旦SP)の再放送を観ました。
渡哲也さんが法務大臣役で、行方不明の息子がテロリストかもしれない、という話です。
当時は、熱いファンから大物ゲスト(渡哲也)の接待回だと結構批判もありました。
個人的にも印象が薄かったのですが、今回は渡さんに特に違和感がありませんでしたし、面白く熱中して観られましたね。
亀山が去り、神戸が来る前の、右京に相棒がいなかった時期の回です。
法務省から出向した姉川役の田畑智子さんが臨時的に相棒役でしたけど、ずっと相棒でも良かったのではないかと思わせられました。
ラストシーン、別れるときに右京が笑顔で軽く手を挙げるシーンに、当時は右京らしくないという意見がありましたね。
今のシリーズでは、あのようなシーンは別に違和感もなくて、それがちょっと寂しい気がしないでもないです。
あんなに熱く語っていた人たちは、今の右京をどう見ているのでしょうね。
結局、たまに書くと愚痴になってしまって、申し訳ないですね。
相棒 season7 DVD-BOX II
* “ノアの方舟”収録
<これまでの感想>
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 ・・・第7話 第8話・・・第10話
「相棒season12」公式サイト
「相棒ー劇場版Ⅲー巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」公式サイト
相棒 season 11 DVD-BOX I (6枚組)
相棒 season 11 DVD-BOX II (6枚組)
相棒シリーズ X DAY [DVD]
相棒 season 10 DVD-BOXII (6枚組)
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