「ラジオ深夜便」気仙沼で手作りニットを
「ラジオ深夜便」2月11日・午前4時台〔明日へのことば〕
被災者の心を一つに編む
ニット会社代表(気仙沼) 御手洗瑞子
あまりの寒さに早く目覚め、布団の中でですが、けっこうしっかり聴くことが出来ました。
御手洗さんは、28歳。
ブータンで行政の仕事をしていたところ、糸井重里さんとの縁で、震災後に気仙沼と関わることになります。
気仙沼をたびたび訪れて、その地域と人々に魅かれたと語っています。
よく語られる東北のイメージとは一味違うと・・・。
“面白い”という言葉がたびたび出てきました。
元々遠洋漁業で成り立っている地域のために、考え方や外から来た人の迎え方が国際的であると語っていて、これは同じ宮城県人として意外な気がしたものです。
余談ですが、そう言えば、外国人の避暑地となっている町もありますね。
七ヶ浜町で、そちらも被災しています。
【気仙沼 ふかひれ】簡単温めるだけ!ふかひれの姿煮 150gx3
御手洗さんは、糸井さんの発案で、気仙沼の人たちが手作りをするニットを販売することになりました。
自宅で手編みをし、定期的に集まるシステムのようです。
そこでは品物のチェック(厳しいようです)や打ち合わせをしながらも、合間におしゃべりをしたりするのでしょうね。
現在、ニットの作り手(編み手さん)は19人ですが、そのうちの一人の言葉を紹介しています。
“可愛そうだから買ってあげる、と思っている人に対して、どんな気持ちで作ったらいいのかわからない” と・・・。
一時的な支援ではなく、長く続けていくために、高価でも良いものを作り続けていく姿勢のようです。
いずれ国際的に、ミラノなどにも出品できるようにしたいとの抱負を語っていました。
糸井さんが対談か何かで公の場で要請して、気分的に引くに引けないような状況だったらしいですが、気仙沼の魅力が勝って現在に至ったようです。
ブータンよりは近いからと笑っていましたが、やはり不便なことには違いありません。
終始明るい声音からは、しっかり根を張って、軽やかに活動してくれている様子が伝わってきて、何とも嬉しかったものです。
それにしても、糸井さんが幅広い活動をしていることを改めて思い知らされましたね。
最近は、テレビで野菜の話をしている姿しか観ていなかったもので・・・。
御手洗さんと糸井さんの座談会が載っている、こんなページを見つけました。
⇒ ほぼ日刊イトイ新聞 気仙沼ニッティング独立のご案内
公式サイト ⇒ 気仙沼ニッティング
【4月始まり】ほぼ日手帳 WEEKS 2014 spring(ホワイトライン・ブラック)
編みものともだち [三國万里子] *気仙沼ニッティングのデザイナー
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