ソチオリンピック・女子カーリング
昨夜NHKで放送されたソチオリンピックのカーリング(対ロシア戦)を観ました。
3時間近く、静かにスリリングな映画を観て、緊張と弛緩を繰り返しているようで、ほとんどクギ付け状態でしたね。
初戦の韓国戦は負けましたが、観ていて興味が沸きました。
どうも、アクロバティックな競技よりも、個人的にはこのタイプが好きなようです。
静かな頭脳戦が何とも魅力的です。
このオリンピックが始まるまで、カーリングのルールをほとんど知りませんでした。
この2戦で、試合を観ていて楽しめる程度の知識が出てきたのは、アナウンサーや解説者が基本的なことを繰り返し丁寧に教えてくれているからです。
興奮して叫んだりしないですし・・・。
知れば知るほど奥の深いスポーツですね。
後攻が有利になるので、相手に1点を取らせて次のエンドを取るなどという方法を、基本なのでしょうが初めて知りました。
ロシア戦は、観客の歓声が凄かったですが、あの人たちの何パーセントかは私と同じように単純に点を取ったことを喜んだりしているんだろうなあと思ったりして・・・。
野球で、相手チームが塁を進めるためにバントをしてアウトになったのを、単純にアウトが増えたと拍手するようなものだなあ、などと思ったものです。
それにしても、観客の熱気だけでも、氷の状況が微妙に変わるなんて、凄いですね。
わかりやすく解説してくれているサイトがありました。
⇒ 意外に奥が深い!カーリングのルールまとめ
頭脳戦とは言っても、体力的にも大変なようです。
予選は参加10か国の総当たりということで、選手は大変ですが、こちらは大いに楽しめるのが何とも嬉しいですね。
メンバーは、小笠原歩、船山弓枝、苫米地美智子、吉田知那美の4選手。
インフルエンザで欠場した小野寺佳歩選手に変わった吉田選手、韓国戦ではかなりの緊張が見られましたが、昨日はメンバーとともに笑顔がありましたね。
苫米地(とまべち)がどうしてもコマネチに聴こえてしかたが無かったのは、こちらの歳のせいでしょうか。
船山選手がどうしても女優の田中美奈子さんに見えてしかたが無かったのも、緊張感の中でのホッとするポイントでした。
それにしても、ロシアの選手が美しくて見とれてしまったものです。
男子スノーボードハーフパイプで平野歩夢選手が銀メダル、平岡卓選手が銅メダル、ノルディックスキー複合の男子ノーマルヒル個人では渡部暁斗が銀メダルを獲得しました。
マスコミなどが勝手に盛り上がっているわりには、メダルをなかなか取れない状況が続いていたので、何だか日本中がホッとした気分でしたね。
誰かが、ジャンプの高梨沙羅選手が彼らの後の日程になっていたら、と言ってました。
大きなプレッシャーの一端は取り除かれていたかもしれない、とは確かに思いますね。
詳しいことはわかりませんが、高梨選手には風の方向が不利に働いたという話を聞きました。
それについて、彼女は一言も言い訳しなかったようです。
先輩・原田雅彦元選手が言うように、彼女の人生・ジャンパーとしては今始まったばかりですよね。
更に大きく羽ばたけるはずですから、ただ静かに見守りたいものです。
それにしても、期待に応えられなかった選手が謝る姿に違和感があります。
支えてくれた人たちに直に謝るのはわかるのですが・・・。
私などの、ただただ楽をして気持ちよくなりたいだけの人間のために、頭を下げる必要など何もないはずです。
フライングガールズ [松原孝臣]
NHKウィークリーステラ増刊 ソチオリンピック放送をぜんぶみる! 2014年 2/28号
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