ソチオリンピック・羽生選手金メダル

ソチオリンピック・フィギュア男子フリーの放送を、無事にリアルタイムで観ることが出来ました。
点けっ放しの「ラジオ深夜便」から、前日のショートの中継録音が延々と流されていたせいですが･･。
一時勘違いをして聴いていたものです。

羽生結弦選手、日本男子史上初の金メダルを獲れて良かったですね。
パトリック・チャン選手の前にミスが続いて、正直、駄目かなあと思ったものです。
本人もそうだったのでしょうが・・・。
完璧に演じるだろうと思ったチャン選手にもミスがあって、そこで初めてこれがオリンピックという特別な場所なのだと思いましたね。

ふと、二人の演じる順番が逆だったら、と考えてみました。
チャン選手は何事も無く、集中して自分の演技が出来たろうし、羽生選手もある意味開き直って、自分は自分と思って出来たのではないだろうか、と･･･。
完璧な演技の応酬だったのでは、と思うのは、こちらの妄想かもしれませんね。

インタビューで羽生選手が悔しいと語っていましたが、そのように課題として残ったのは良かったのでしょうね。
元ジャンプの選手・原田雅彦さんが高梨沙羅選手に贈ったように、“始まったばかり”と考えると、彼の今後は無限に広がり、これからが何とも楽しみです。

蒼い炎 [羽生結弦]

羽生選手、フラワーセレモニーの表彰台で何かをつぶやいていましたが、“オリンピックだあ”でしょうかね。
1位羽生選手、2位チャン選手、そして3位がデニス・テン選手でしたが、テン選手がカザフスタンの人ということが印象的でした。
3人並ぶと、ほとんどアジア系の顔に見えたことも･･･。
チャン選手が抱擁して祝福してくれたことや、ラストのジェイソン・ブラウン選手（アメリカ・羽生選手と同じ19歳）が何とも楽しそうに滑っていたことに救われた感がありました。
観ているこちら側の緊張感も半端ではなかったということかもしれません。
羽生選手が、あいさつやインタビュー、撮影と忙しい間に、国旗をきちんとたたんで持っていたのも印象に残りましたね。

高橋大輔選手も町田樹選手もお疲れさまでしたね。
特にこれが最後という高橋選手の演技は、しみじみとした思いで観てしまいました。
彼がいたから、彼のステップが好きだったから、フィギュアを観続けてきたようなものです。
出来ることなら、完全な状態で出てほしかったですが、それは何より本人が望んでいたことでしょうけど･･･。

先ほど記者会見の映像を観ました。
羽生選手が一言一言考えながら語った、被災地への思い、仙台への思いを聴いて胸が熱くなりました。
19歳でも、一流になると、しっかりとしたメッセージを伝えられるんですね。

トリノの荒川静香選手も羽生選手も、日本の男女金メダリストがこちら仙台の出身です。
突然気がついて、ひとりで盛り上がってしまいました。

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