朝ドラ「ごちそうさん」雪の旅立ち
朝ドラ「ごちそうさん」を何となく観続けています。
一時は観るのを止めた時期もあるのですが、やはり一日の始まり、作業を始める前の勢いづけになっているのかもしれません。
「あまちゃん」に興奮し続けた反動か、何ともおとなしい視聴のしかたですが・・・。
いつのまにか、放送はあと1ヶ月も無いんですね。
そんな私でも、先週土曜日の放送には感動していました。
悠太郎(東出昌大)が満州へ旅立つシーンでした。
め以子(杏)の笑った顔を見たいから、ということで内緒にしていた満州行き・・・。
でも、め以子以外はほとんど知っていたようなものでしたが・・・。
悠太郎が黙ってあのまま行ってしまったら、視聴者にとっても賛否両論を巻き起こすところでしたが、静(宮崎美子)はとっても良い判断をしたということで、上手い展開でしたね。
ドラマですから、切ないですが、感動的で、あくまで気持ちの良いシーンでした。
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悠太郎にとっても、め以子にとっても、今後どのようになっても後悔の無いだろう、それぞれに頑張って生きていくだろうと想像させる綺麗なシーンでしたね。
悠太郎が背中を見せて歩き出し、め以子がその後ろ姿を見送る瞬間に雪が降り出して・・・。
すぐ連想したのが、「JINー仁ー」(2009年・TBS)最終回で、花魁の野風(中谷美紀)が南方(大沢たかお)たちと別れるシーンでした。
何しろ、脚本が同じ森下佳子さんですから・・・。
雪が降りしきる中、想いを寄せていた南方を咲(綾瀬はるか)に託し、龍馬(内野聖陽)の想いを背中に受けて、“おさらばえ”と去っていく中谷さんが本当に格好良かったですね。
最高のシーンでした。
ぼんやり視聴ながら、どんなに大ヒットドラマを書いている脚本家でも朝ドラは難しいのかな、とも思ったりしています。
何となく間延び感、引き伸ばし感があるのは私だけでしょうか。
このテンポが朝ドラの特徴なのかもしれないですが、時には革命的な朝ドラに挑戦して、空回りして終わった印象を残したドラマもありましたね。
「ちりとてちん」(2007、8年)や「あまちゃん」には、15分という時間がよそ見できないほどに充実していて、毎朝ワクワクした思いで観られ、幸せな一日が始まるような空気感がありました。
そんな朝ドラのように、又ちょっと革新的なものがあるかもしれない、と期待しながら観続けている状況です。
「梅ちゃん先生」(2012年)とか今回の「ごちそうさん」などはかなりの視聴率のようなので、こちらが期待する方向が違っているのかもしれませんが・・・。
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