朝ドラ「マッサン」エリーは長屋のおかみさん
朝ドラ「マッサン」を観ています。
毎朝中島みゆきさんの歌から始まって、ストレスも無く、すんなり観ていられるのが良いですね。
マッサン(玉山鉄二)の日本初のウイスキー造りへの挑戦のもよう、その紆余曲折が半年も続くのか、というちょっとした重たさを感じないわけではないですが・・・。
時に起こるエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)との気持ちのすれ違いも、周囲の目も、あくまで明るく表現されているので、ホッとします。
現実には二人の生き方は興味や違和感、偏見を持って見られることも多かったのでしょうが・・・。
生まれも価値観も違う二人のすれ違いも、シリアスに描き過ぎないのは、あくまで朝向きです。
相武紗季さん演じる優子が、予想以上に良い役回りで、嬉しいですね。
よくあるパターン、延々と意地悪をするわけではなく、今の彼女を見ていると、これまでのエリーへの態度が自然なことが良く理解できます。
久しぶりにストレスなく進む脚本(大羽大介)に出会ったような気がしています。
マッサン(上) [羽原大介]
歌の翼にキミを乗せ [羽原大介]
何となく楽しんでいるこのドラマの感想を書く気になったのは、今日のシーンが気に入ったからです。
住吉酒造でのウイスキー造りが上手くいかず、マッサンがやけ酒を飲んで、エリーに連れられて帰宅した縁側のシーン。
グデングデンの状態で“エリー、エリー”と呼ぶマッサンに対して、“ハイハイ”と応えるエリー・・・。
呆れて軽くあしらっているようでいて、妻としての自信に溢れたたくましさも感じさせ、まるで長年連れ添って亭主の弱ささえも知り尽くしているように見えたものです。
こんなシーンは、外国のドラマでは観たことが無いですよね。
日本人の、それも長屋のおかみさんのような感じさえしました。
井戸のそば、でしたし・・・。
こんな演出があって、それを演じたシャーロットさんが素晴らしいと思いました。
次のシーン、つい周りを批判するマッサンに水をぶっかけるのは、エリーならでは、と感じましたね。
こちらは洋風?で、おかみさんのような生々しさは無かったですが・・・。
シャーロットさん、とにかく柔和で綺麗ですから・・・。
ストーリー自体は、マッサンの夢という一本の柱があって、そこに何を絡ませて進んでいくか、どう見せるか、がこちらの興味の持続に繋がることには違いないですね。
それにしても、予想以上に堤真一さんの出番が多くて嬉しい限りです。
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