「あさイチ」プレミアムトークの小日向文世さん
今朝の「あさイチ」プレミアムトークのゲストは、俳優の小日向文世さん。
何でだろう、小日向さんを観ていると、こちらの顔が自然にほころんでしまいます。
笑顔のまま、それもある程度の時間、テレビを観続けているなんて、久しぶりな気がします。
映像(1981年のNHKニュース)で観た27歳の小日向さんは、本当に堺雅人さんに似ていましたね。
堺さんがいつも笑顔に見えることで悩み、小日向さんに相談したエピソードを思い出したものです。
近々始まるという舞台「海をゆく者」のけいこ風景などが紹介されました。
それにしても、出演メンバーが実力派ぞろいで凄いですね。
小日向さんのほかは、浅野和之さん、大谷亮介さん、平田満さん、そして吉田鋼太郎さん。
これだけ揃うなんて、なんて贅沢なんだろうと、舞台に詳しくないこちらでも驚きでした。
吉田さんだけが50代で、あとは還暦を迎えているというのにも驚かされました。
長年積み重ねたものの揺るぎなさを感じさせて、番組の中でのそこの部分だけでも堪能できましたね。
「相棒」(テレビ朝日)の三浦刑事役を卒業した大谷さんの姿を見られただけでも満足でした。
当時、舞台優先で出番があったりなかったりしましたが、改めて舞台の人なんだと思いましたね。
ついでに「相棒」話を・・・
小日向さんが殺人鬼を演じた“密やかな連続殺人” “悪魔の囁き”(season4・第4話&第5話)は、衝撃的過ぎて忘れられません。
雑誌の「ムー」が大好きだという話に、つい思い出してしまいました。
しばしば北野武監督の「アウトレイジ」の話が出てきています。
優しい役も怖い役も、同じスタンス、距離感で演じているとのこと。
頭が薄くなってから、怖い役が来るようになったと笑って答えています。
作品も監督も出会いがあってのことで、そのための準備を欠かさない姿勢を語っていました。
アウトレイジ ビヨンド
小日向さんが家や家族が大好きなことは有名なようです。
出かけるときの奥さんとのキス、寝る前の子どもたちとのハグは日常的なことなんですね。
家では、次の仕事のことを考えながら、ぼぉ~としているとのことで、家庭の空気が伝わってくるような気がしました。
YouTubeでUruさんという方の音楽を聴いているとのことで、そのUruさんの曲が流れ、手紙が紹介されています。
癒されるらしいので、これから私も聴いてみようと思っています。
それにしても、小日向さんもちょっと気にしていましたが、NHKで“YouTube”の固有名詞はOKなんですね。
ニュースでもちゃんと出てきて、そのたびに線引きが良くわからないなと思ったりしていますが・・・。
小日向さん、終始笑顔でいることに対する質問に、“腹が立つときにも笑顔にしなければ、自分に返って来てしまう”。
怒ることはあるのか?には、“あるけれども、芝居などでも溜めないでその場で言い、解決させてしまう”。
いい人でいるストレスは?には、“それが楽だから・・・。ストレスは内臓によくない。長生きしたいので・・・”。
同じような質問にも、変わらない態度で答えています。
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小日向さんと言えば、個人的に今後も絶対忘れることは無いだろう、役とセリフがあります。
「でも、確かなことがひとつだけある。それは、君が今、生きているということ。今、生きていることに間違いはない」
草なぎ剛さん主演の「僕の生きる道」(2003年・フジテレビ系)の序盤で、医師役の小日向さんのセリフです。
余命1年を宣告された草なぎさん演じる高校教師は、“真面目に生きているのに不公平だ。何かの間違いではないのか”と、取り乱し、すがるように訴えます。
そんな彼に、穏やかに、真っ直ぐに、対峙して答えた言葉でした。
体調が悪くて、不安に襲われたときなどに思い出す言葉です。
これからますます思い出すことになりそうな気がしますね。
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