ドラマ「素敵な選TAXI」&バカリズムさん
ドラマ「素敵な選TAXI」(フジテレビ系)を毎週楽しんでいます。
登場人物(乗客)それぞれの、細やかな人生の切り取られた時間、選TAXIの運転手のおかげ?で右往左往する様子に、クスッと笑えたり、ちょっとしんみりしたり・・・。
観終わった後には、温かくて心地良い、不思議な感覚が残ります。
先週の第8話(ゲスト:津嘉山正種・左時枝・臼田あさみ)は、3人家族のひとりひとりの想いが過去に遡ることで成就して、静かに感動できた回でした。
始まってまもなく、富士山を眺めながら稲荷ずしを食べる運転手・枝分(竹野内豊)と男(津嘉山)のシーン・・・
男の影が無いことはわかりましたね。・・・ちょっと自慢です。
うって変わって、昨日の第9話(ゲスト:高橋努・梶原善)は最高に笑えた回でした。
枝分とコンビニ強盗(高橋)&銀行強盗(梶原)との会話には、緊迫感よりもグダグダ感があって、先行きどうなるかとまったく予想も出来ずに楽しんだものです。
結果的に、初めてタイムトリップをしない回でもありましたね。
犯罪に関しては決して遡らないという姿勢が示されていて、気持ち良かったです。
このドラマ、タイムトリップものと言っても、大仰に過去や未来の時代に跳ぶものではなく、ほんの少し遡るというのがいいですね。
たいていの人には後悔があったり、やり残したことがあったり、ほんの少し前に戻ってやり直したい気持ちはあるわけで、共感を覚えて、そのほんの少しが自然で違和感が無いです。
ただし、戻っても、より良い選択を求めて頭もフル回転しなければならないしで、忙しくて大変ですけどね。
ゴーグルやサンバイザー、説明VTRなども途中から登場して、そのゆるいお遊び気分が最高です。
イメージと違う、いつもと違う竹野内さんが観られたのも楽しかったです。
何より、脚本(出演も)のバカリズムさんの才能に驚かされています。
第1話を観たときに、面白いとは思ったものの、あとは同じパターンの繰り返しになるのだろうと思ったものです。
それが、毎回違うパターンで、次々に湧き上がるその構想の面白さ、柔軟な思考に、ただただ呆れるばかりでいます。
バカリズムライブ「なにかとなにか」
番組バカリズム [バカリズム]
ちょっと余談ですが・・・
バカリズムさんが出演している「オモクリ監督」(フジテレビ系)も楽しく観ています。
吉田羊さんが進行役というのも素敵ですし・・・。
お笑い芸人さんたちが、たった2、3分とは言え、忙しいでしょうに、映像を創り出す作業は大変でしょうね。
たまたま観たのが、ロバート秋山さんの“TOKAKUKA”の映像でした。
公共施設が都の物か区の物か、という内容でしたが、そのインパクトは凄かったです。
しばらくその歌声が耳について離れませんでしたね。
それ以来、日曜日の夜の楽しみになっていますが、やはりお気に入りはバカリズムさんです。
先日のオモブイのイラスト版(テーマはチャンス)、取り組み中のお相撲さんが“バスケをしたい”と思い、それが次々に静かに派生していく映像は、そのたびに笑えて最高でした。
この番組、各人の個性が発揮されていて、楽しいので、ひっそりでも続いてほしいのですが・・・。
ドラマ 素敵な選TAXI オリジナルサウンドトラック
【劇中使用】 素敵な選TAXI 素敵なchoiceマグ
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