朝ドラ「マッサン」最終回
朝ドラ「マッサン」は今朝が最終回でした。
半年前、初回でエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)が亡くなった後のシーンがありましたね。
そのため、このところ悲しいシーンが続いて、さてどのような終わらせ方をするのか、と興味を持って観ていました。
ラストシーン、マッサン(玉山鉄二)とエリーが手に手を取って走っていくシーンは、これまでの気持ちが塞ぐような空気を一気に吹き飛ばす爽やかさがあって良かったです。
なぜか、チャップリンの「モダン・タイムス」(1936年)のラストシーンを思い出してしまったのですが、描かれた未来への希望には大きな差がありましたね。
こちらは明るすぎるほど明るくて、朝ドラらしくてホッとしましたけど・・・。
最終回に定番の回想シーンもありましたが、過去へ遡る映像に新鮮さを感じたものです。
放心状態で閉じこもってしまったマッサンがエリーの手紙を読むシーンには、ちょっと嫌な予感がしたものです。
「純と愛」(2012年)の最終回で、延々と続く純(夏菜)のモノローグを思い出したもので・・・。
延々と続いたものの、ラストの“一日の終わりに自分を思い出して、お休みと言ってください。見えないかもしれないけれど、いつもそばにいますから”には救われました。
距離的に離れていた人が亡くなって、悲しいけれども、返って常に身近にいるような気がする、そんな感覚になったりしますからね。
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今朝の「あさイチ」はお休みですが、有働さんは大泣きだったんでしょうね。
主演の二人が出演した、昨日のプレミアムトークを観ていました。
オープニングはエリーの最期のシーンの直後ということもあって、有働さんにシャーロットさん、おまけに通訳の女性まで泣いているという、これまでにない状況でした。
半年間、途中挫折しかけながらも観てきて感じたこと・・・
個人的には、シャーロットさんの頑張りと中島みゆきさんの歌の印象が強いドラマでした。
マッサンがどうも甘くて、自己中心的にしか見えなかったのは、何かを成す人はそんなものなのかな、などと思ったりして観ていたものです。
結局、エリーを始め、周囲の協力無くして、出来なかったということでしょうけど・・・。
日本初のウィスキーが生まれていく過程にあまり印象が残らず、それを世間が受け入れていく様子がよく見えてこなかったのが残念でした。
出演者の中でも、前半に堤真一さん、後半には小池栄子さんが印象深く残っています。
北大路欣也さんや天海祐希さんのサプライズのような出演には驚かされました。
「あさイチ」で紹介された映像で、玉山さんが天海さんに驚いて後ずさりしたのには笑ってしまいました。
人間、驚くと本当にマンガのような態度を取ってしまうんですね。
次は「まれ」ですが、何と言っても大泉洋さんに注目しています。
それにしても、朝ドラっていつからこんなに贅沢になったんでしょう。
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