「みんなのうた」履物と傘の物語
先日、ほのぼのとしたアニメーションに優しい歌声が流れて、ふと目に留めたのがNHK「みんなのうた」“履物と傘の物語”でした。
田舎の小さな駅の近くにある履物屋さんと傘屋さん。
それぞれが連れ合いを亡くし、子どもたちも自立して、一人暮らしのおばあさん同士。
仲良く楽しく歳月を送り、履物屋さんが亡くなり、傘屋さんも後を追うように亡くなってしまいます。
それぞれに家族が店を片付けに訪れると、奥の押入れには・・・。
(観たことが無い方は、想像してみてください。結末は最後に・・・)
こちらの年齢的なものでしょうか。
しみじみとして観入ってしまいました。
アカデミー短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」(2008年・加藤久仁生監督)を思い出したりもしました。
内容はまったく違いますけど、ささやかな人生の愛おしさのようなものを感じさせますから・・・。
作詞が、秋元康さん。
秋元さんといえば、マルチな才能があり、作詞家としても素晴らしい作品を書いている人であることは知っています。
でも、個人的には「あまちゃん」で古田新太さんが演じた、秋元さんを思わせる太巻のインパクトがあり過ぎますね。
歌は、AKB48で、正直意外でした。
失礼ながら、団体でキャーキャー煩いだけのイメージしかありませんでしたから・・・。
こんなふうに優しい歌が歌えるんですね。
聴いてみるものです。
個人的には、秋元さんとAKB48の印象がちょっと変わった時間でもありました。
*「履物と傘の物語」収録
Green Flash (初回限定盤 Type-N CD+DVD) [AKB48]
歌の結末・・・それぞれの押入れからお互いに買いあった履物と傘がたくさん出てきます。
ちょっと微笑ましくて、切なくて、でも温かくて・・・
そんな想いが残る詞であり、歌であり、アニメーションでした。
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