「ラジオ深夜便」バーブラ・ストライサンドを聴く
「ラジオ深夜便」4月15日・午前2時台〔ロマンチックコンサート〕
ヴィンテージ・ポップス:バーブラ・ストライサンド集
真夜中の2時、突然目が覚めたら、聴こえてきたのがバーブラ・ストライサンドの歌声でした。
耳鳴りを紛らすために、一晩中ラジオを点けっ放しなので、何が聴こえてきてもおかしくはないのですが・・・。
ふだんはそれでもうつらうつらしてまた眠りに入るのですが、珍しく1時間彼女の歌を聴いてしまいました。
最初の「メモリー」(ミュージカル「キャッツ」の曲)の声があまりにかわいらしかったせいかもしれません。
朗々として伸びやかな歌声には変わりないのですが、かなり若い頃のものだったのでしょう。
紹介されたのは、ほとんど70年代から80年代のものでした。
その後も歌手として活動を続けていたのかどうかは、私にはわかりません。
女優や監督としての活躍の方の印象が強いですからね。
「追憶」が映画(1973年)の主題歌ということもあって、印象的だし、好きですね。
彼女が演じた、頑ななまでにひたむきに生きる女性には共感を覚えました。
あまり美人じゃなかった、ということも大きかったかもしれません。
彼(ロバート・レッドフォード)と別れた後の波乱の人生、今もそうであろうと思わせた上での、人としての強さ、その信念を見せたラストシーンには感動させられました。
ただの甘い恋愛映画ではなかったですね。
ただの二枚目でしかないように見えた相手役、レッドフォードはちょっと気の毒でしたが・・・。
番組後半になると、彼女らしい声に聴こえ、結局最後まで付き合うことに・・・。
しっとりと、伸びやかで、余裕の感じられる歌声を楽しみました。
余談ですが、朗々とした歌声があまり好きではありません。
ブームになった「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を聴くたびに、歌い手が自分の歌の上手さに酔っている感じがして、あまりいい気持ちがしなかったものです。
歌えない者の僻みかもしれませんね。
バーブラの歌声は、そんなことを一切感じさせず、今寝不足のはずなのに、だいぶ時間が経ったのに余韻が残っています。
<放送曲リスト>
メモリー
ピープル
追憶
スター誕生・愛のテーマ~エヴァーグリーン~
ストーニー・エンド
ニューヨークの想い
愛のたそがれ( & ニール・ダイアモンド)
ギルティ(& バリー・ギヴ)
メーン・イベント~ファイト~
愛のイエントル~愛のテーマ~
オール・アイ・アスク・オブ・ユー
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