「あさイチ」プレミアムトークの松田翔太さん
15日放送「あさイチ」プレミアムトークのゲストは、松田翔太さん。
注目している若手俳優の一人です。
大河ドラマ「篤姫」(2008年)の家茂役、「平清盛」(2012年)の後白河法皇の役、と短い映像での紹介がありましたが、その成長の度合いが素人目にもよくわかりましたね。
それにしても、最後にauのCM映像が出てきたのには笑ってしまいました。
桃太郎に扮して“ぱっか~ん”というものです。
このCMシリーズ、何パターンもある上に、桐谷健太さん(浦島太郎)も濱田学さん(金太郎)も適役で、大好きですね。
インタビュー番組は珍しいと言いながらも、自分の好みに合わせてくれたらしい白いワンピース姿の有働さんに対する態度など落ち着いたものでした。
そんなクールなイメージと違って、本当は盛り上げタイプ、“生粋の次男坊”だからと笑いを誘っていました。
松田さんが師匠と仰いでいるのが、所ジョージさん。
これには驚きましたね。
つながりがまったくイメージできませんから・・・。
もともと所さんのファンだったらしい。
その所さん、“ぱっか~ん”とVTRで登場。
松田さんを評して、“汗かいても汗を感じないタイプ。爽やかな感じ。格好つけてもイヤミじゃない”。
所さんの仕事場兼遊び場“世田谷ベース”に遊びに行ったり、電話で車やバイク、週末何した?などと、30分も話したりする仲らしい。
骸骨の模型をもらったので、スポーティに改造して持参したが、“そのまま置いたままだよ”とVTRの所さん。
最新作「イニシエーション・ラブ」に共演の前田敦子さんもVTRで出演。
カラオケでは英語の歌を格好良く歌うと暴露。
本人曰く、カラオケにハマッたとのこと。
映画は80年代が舞台ということで、ボードでテクノカットやカセットテープなどの紹介。
有働さんも井ノ原さんも生き生きとして、松田さんへ説明をしていました。
映画は遠距離恋愛が描かれていて青春映画に見えますが、“最後の5分ですべてが覆る”という衝撃的な展開があるらしいです。
松田さん、“イニシエーション・ラブ”の思い出を聞かれ、小6のときにもらったラブレターを、疎遠になった中1の夏に、返してくれと訪ねてこられた話を・・・。
17歳で、イギリス留学。
当時イラク戦争があって、アメリカではなくイギリスへ。
自分の世界の狭さ、窮屈さを感じて、何かを得たい、変わりたい、母親への恩返しもあって、とのこと。
イギリスでは、アートの学校を受験、建築デザインを専攻。
空き巣被害にあったり、母親に啖呵を切ってしまって送金が無く経済的に苦しかったり・・・。言葉の壁もあって差別を感じたりする中で、今も続く親友を得たようです。
19歳で帰国するときに、やれなかったこと(ホテルに泊まれなかったことなど)を箇条書きにして、10年目の今年、それを全部やり返してきた、らしい。
それは特に楽しくなかった、と・・・。
俳優として変わったことをみんなが褒めてくれたこと、友達がいるということを確認できたことが楽しかった、と語っています。
今年、30歳になることで、俳優としての本番と考えている。
人として説得力ができるし、自分がわかってきている。
20代は苦手なものもやってきたが、得意なことを突き詰めてやっていきたい。
自分らしく、自分が楽しいと思うことを、つらくても乗り越えてやっていきたい、と・・・。
“父親(松田優作)が死んだ歳が目標になっている。良い指標になっている”
父親の映像を見ることがあるかとの問いには、“当時は当時の感覚があるので(観ても比べることは無い)”と・・・。
自撮りしながら、バックカントリースキーをしている映像が紹介されています。
スキーは小学生時代からで、70、80歳まですべれれば、いい。
特に雪山が好きで、美しく過酷で、普通の感覚ではいられない、スイッチを入れないと、とその魅力を語っています。
FAXコーナーでは・・・
俳優でなかったら?~デザイン関係
20代、どう生きれば?~失敗を楽しんで
今後演じてみたいものは?~時代物(1950年代?)
高2、クラスになじめない~どう思われるか考えず、自分は自分。ユーモア、失敗してみんなに笑ってもらう。
身体作りは?~ホットヨガにハマっている。
綺麗と可愛い、どっちが好き?~どっちも
好きなタイプは?~品のある、女性らしい。
遠距離恋愛で、手紙やカセットテープを利用した内容に、松田さんも手紙が好き、
消した跡がわかるし、気持ちがそのままのるので、感謝の手紙を良く書くとのこと。
遠くの彼氏より近くの彼に、という内容には、自分もそっちのほうとコメントしたとたんにエンドマークが出ました。
番組中、MC側からは松田優作さんの名前は一言も出ませんでした。
松田さんも、特に意識する様子も無く、話の流れで自然に“父親”という言葉が出ていました。
松田翔太という俳優が認知されていて、本人も自信があって・・・。
親の七光りという言葉はすでに死語なのかもしれない、そう思えたインタビューでした。
私は、どちらかというと、松田龍平さんのほうのファンなのですが、これだけ落ち着いて先を見据えて、俳優としての自分を語れる翔太さんも頼もしいと感じましたね。
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