「ど根性ガエル」時々鑑賞中
「ど根性ガエル」(日本テレビ)の初回を観たのは、松山ケンイチさんや薬師丸ひろ子さんが出演することを知ったからでした。
原作コミックもアニメもまったく知らず(タイトルだけは知っていた)、Tシャツにはり付くピョン吉の撮影方法(「VFX 特殊視覚効果」というらしい)に驚きながらも、主人公・ひろし(松山ケンイチ)の煩さに引き気味になって、挫折したままだったのですが・・・。
ひろしがゴリラパンの一日社長になる回で、持ち直した感じで又観始めました。
先日(15日)放送の、不発弾処理から始まって、ひろしがピョン吉の寿命が短いことを知ってしまうまでの展開は印象深かったです。
ピョン吉の寿命については、切ないことは切ないのですが、個人的には不発弾にかかわるシーンが好きですね。
このシーンは、放送日が終戦記念日ということで、合わせたのでしょうか。
不発弾の処理のために、町内の人々の日常生活が一時止まってしまう。
親しい人たちが賑やかにひろし家に集まり、わずかに不安はあっても、いつも以上に密な関係ができている時間が静かに流れていく。
あくまで明るい夏の日差しと空気・・・。
なぜか、「セクシーボイスアンドロボ」(2007年・日本テレビ)の三日坊主(中村獅童)の“いっぱい遊んだ、楽しかった”を思い出していました。
まったく関係がないのに、何とかドラマの共通点(脚本が同じではないか、とか)を探してみたんですが、主演が松山さんというだけでしたね。
あくまで、そのシーンに対して個人的に感じる空気感としか言いようがないです。
よろしかったら、こちら↓もどうぞ。
言葉の味、話の味~三日坊主「セクシーボイスアンドロボ」
ピョン吉に合わせて演技する俳優さんたちは大変だなあと思っていましたが、満島ひかりさんは現場で演者と合わせて声を当てているとのことで納得させられました。
それにしても、ピョン吉の動きも自然で、逆に凄さを感じさせない技術が素晴らしいですね。
松山さん、大河ドラマ「平清盛」(2012年・NHK)では、批判の矢面に立たされた感じがありましたが、個人的には素晴らしかったと思っていて、その後よりいっそう注目して観ています。
京子(前田敦子)のおばあちゃん役の白石加代子さんとゴリライモ役の新井浩文さんが何とも魅力的に思えてきました。
梅さん(光石研)とよし子先生(白羽ゆり)のくだりは、お約束なのでしょうが、正直ちょっとうっとうしいです。
このドラマというより原作の世界を知らなすぎなのかもしれませんが・・・。
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原作も合わせて、ストーリーを知らない者としては、みんながみんなピョン吉と自然に付き合っている設定は不思議といえば不思議ですが、気持ちいいといえば気持ちがいいですね。
ラストで、声が出ないひろしに代わってのゴリライモのための演説が、次第に告白となっていくシーン。
演説を聴いていた一般の人たちはどんな状況に陥ったのでしょう。
ピョン吉の存在は、彼らにも周知の事実だったんでしょうか。
ひろしにとってはショックなラストになりましたが、次回の予告は何だか楽しそうでしたね。
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