朝ドラ「あさが来た」惣兵衛帰る
今日は泣けました。
まさか、萬田さんに泣かされるとは思いませんでした。
惣兵衛(柄本佑)を抱きしめたときに、後ろ髪が整っていたのが印象的でしたね。
どんなに貧しくても、同じ着物で暮らしていても、髪だけはきちんとしているんだ、と・・・。
でも、一番好きだったのは、はつ(宮﨑あおい)と惣兵衛のシーンでした。
追っ手を避けて、はつが惣兵衛の手を引いて逃げるシーンでは、しだいに楽しそうな表情を見せていく宮﨑さん。
川原で語り合う二人のシーンは、まるで映画を観ているようでした。
ドラマだと、どうしても狭い空間で映像がガチャガチャしてうるさい感じがしますから・・・。
静かに聴こえる川の音を背景に、ゆったりと余裕で演じているように見える二人の俳優さん。
好きですねえ。
大河ドラマ「篤姫」(2008年)のとき、番宣のために、桜島をバックに宮﨑さんがたたずむシーンがありました。
時代劇の場合、自然をバックにすると、人間が小さすぎて違和感がある映像になる、とそれだけの理由ではないのですが、観るのを挫折したことがあります。
今朝の映像が好き過ぎて、そんなことまで思い出しましたね。
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当時は、苦手な女優さんだったはずなのに、今は、宮﨑さんを見るために、このドラマを観ているような気がします。
惣兵衛の話を聴きながら、笑顔になっていく、その顔には涙の跡がある、という表情には見入ってしまいました。
どこかで、はつのモデルの人は早死にした、とありました。
あくまでドラマですから、この後の幸せなはつを見たいですね。
柄本さんとは仲の良い俳優仲間のようです。
「あさイチ」のプレミアムトークでは、柄本さんのVTR出演がありました。
実は、その柄本さんが、このドラマを観る一番の目的でした。
最初の頃は、白蛇さんとか言われて、かなり嫌な役を演じていましたが、いつの間にか(少しずつ描かれてはいますが)いい人キャラになっているのが、ちょっと笑えます。
でも、ホッとしていますが・・・。
さすがに、柄本さんと萬田さんが出てくるシーンは、ちょっと避けたかったですからね。
あさ(波瑠)とはつが大阪に嫁入りする前に、あさが惣兵衛に、姉に優しくしてほしい(笑ってほしい、でしたっけ?)というシーンがありました。
冷たく答えながら、すれ違った後に、ふっと皮肉顔とも笑顔ともとれる表情をしていました。
あのシーンが、今の惣兵衛に繋がるとしたら、改めて柄本さんの凄さを感じますね。
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肝心のあさのことが最後になりました。
昨日だったか、あさが炭鉱夫たちに向かって、啖呵を切るシーンがありました。
初めて波瑠さんの本気(失礼だけど)を感じましたね。
それとともに、やはり夏目雅子さんのきめ台詞 “なめたら、いかんぜよ!” (「鬼龍院花子の生涯」1982年)を連想してしまいました。
夏目さんが亡くなって30年なんですね。
波瑠さんに夏目さんを重ねて観ているなんて、私だけかもしれません。
明日の「あさイチ」プレミアムトークのゲストは、柄本さんです。
有働さんが、白蛇さんにどんなふうに絡んでいくのか、楽しみですね。
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