「相棒season14」第4話“ファンタスマゴリ”
「相棒season14」第4話“ファンタスマゴリ”
テレビ朝日 11月4日放送
今回のゲストで、政財界の裏側に君臨する大物役が織本順吉さん。
前回“還流”(season7・第1話&2話)とは、まったく違う役でした。
高齢でも元気に活躍されていて喜ばしいですね。
まったく知らなかった言葉“ファンタスマゴリ”のイメージと緑が多そうな映像があって、つい草笛光子さんの“ミス・グリーンの秘密”(season8・第3話)のような展開を連想したものでした。
まったく違っていて、あまり気持ちがいいとはいえない内容でしたね。
このドラマに、気持ちいいものを期待するのも変ですが・・・。
20年前に逮捕できなかった裏社会の大物を追い詰めるということで、どんな大事件が展開されるのかと思ったら、終わってみれば、哀しい老人の話になっていました。
それはそれで「相棒」らしいですが・・・。
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ラストは、取調べ前に大物の死があり、その上に岩松了さん演じる金融コンサルタント(元捜査二課長)が刺されるという衝撃的な展開でした。
衝撃的とはいえ、かつてこのシリーズで観たような気がしなくも無かったですね。
長いシリーズですから・・・。
それに、いつの間にか脚本家が若手?に交代している感じがしますから、過去の作品をなぞってしまうことはあるのかなあ、と思ったりしたものです。
岩松さんが刺されて、次のシーンでは(事実を知った後)右京と冠城(反町隆史)が和やかにお茶を飲んでいるのにはちょっと違和感がありました。
続けて右京が墓参りをするシーンがあって自然なつながりにはなりましたが、あまりにいろいろ詰め込みすぎて、駆け足になったような気がしますね。
もう一人のゲストが岩松了さん。
右京(水谷豊)の元上司で、20年も悪に染まりながら、大物を追い詰めていこうとしていたわけですが・・・。
右京を上手く利用したつもりで、最後は悲劇的な終わりを迎えてしまいました。
裏切り者として刺されたわけですが、“自分が裏切ったのは杉下だ”とのラストの言葉は、なかなかハードボイルドでしたね。
脚本家(真野勝成)には気持ちよく書ききった感がある、と感じてしまったのは、こちらの気のせいでしょうか。
岩松さん、コメディもシリアスも、やはり“岩松了”という感じがしますね。
どこかおかしみがあるものの、胡散臭さもあって、「相棒」の世界には合っていると思ったので、これでおしまいではちょっと残念でした。
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それにしても、青色のバラは作り物そのものという感じでしたが、襖の絵はドラマ「ハゲタカ」(2007年・NHK)の鷹の目玉のような模様を思い出して、個人的には大うけでしたね。
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