大河ドラマ「真田丸」第2回“決断”
大河ドラマ「真田丸」第2回“決断”
NHK総合 1月17日放送
武田勝頼役の平岳大さんは今回で退場なんですね。
あっという間という感じで、正直拍子抜けしてしまいました。
歴史に詳しくない人間はこんなものなのです。
勝頼が自害するシーンに、そして昌幸(草刈正雄)の前に現れる亡霊の武田信玄・・・。
演じていたのは昨年亡くなった殺陣師の林邦史朗さんでした。
一言も発することのない役でしたが、長年大河ドラマに携わってくれた林さんに報いるように放映してくれている、そういう感じが伝わってきたものです。
信繁(堺雅人)や信幸(大泉洋)の一族が、昌幸が待つ岩櫃城へ向かう道中も描かれていますが、危険な状況の中にもやはりくすっと笑えるシーンもありましたね。
母親・薫(高畑淳子)のわがままぶりには、ハラハラします。
三谷さんはあてがきをすると聞いていますが、高畑さんの場合は、本当にイメージそのままですよね。
同じような役ばかりで、本人はどんな気持ちなんでしょう。
信幸役の大泉さん、薫に “気品があるので、誰よりも泥をよけいに塗らなければ” には笑いました。
祖母のとり(草笛光子)にはいつも聴こえない振りをされるし、長男なのに軽くあしらわれていますね。
大泉さんののイメージそのままで、大丈夫かと心配になりますが、史実では頼もしいらしい(こちら勉強中)ので、当然変わっていくのでしょう。
それは、今は十代の若い役をやっている堺さんも同じでしょうが・・・。
家康役の内野聖陽さんも本格的に登場してきました。
転んでやけどをして見せたり、側室・阿茶局(斉藤由貴)には弱そうだったり、穴山梅雪(榎本孝明)には本音とは真反対な態度をとったり・・・。
軽いと見せかけて、深謀遠慮に長けている(後々のことを考えれば当然ですが)ように見えたり、と面白い人物になっていますね。
それにしても、梅雪の裏切りはOKで、小山田信茂(温水洋一)の裏切りは卑怯ということで打ち首になるんですね。
裏切りにもルールがあるのが不思議な気はします。
あくまで戦国武士間の暗黙のルール、武士道精神でしょうが・・・。
今回のハイライトは、昌幸を中心に、信幸、信繁が真田家の今後を話し合うシーンでした。
上杉か、北条か、くじを信幸が引き、昌幸がそのくじを放さないシーンで笑わせて、最後の決断 “織田につく!” には感動しました。
史実を知っている人たちには当然の成り行きで何ということもないのでしょうが、まったく知らないこちらには驚きと爽快感さえありましたね。
草刈さんが演じる昌幸、第1回もコロッと意見を変えたりして面白かったですが、豪胆さもある人物のようです。
最近少しずつ関連の本を読み始めているところです。
主役の信繁の活躍はずっと後で、昌幸が魅力的な人物のように書かれています。
もちろん、信幸が真田家を守り続けた人物であることも、ですが・・・。
<これまでの感想>
第1回
NHK大河ドラマ「真田丸」公式サイト
アフタースクール [DVD]
*大泉洋×堺雅人
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