大河ドラマ「真田丸」第3回“策略”
大河ドラマ「真田丸」第3回“策略”
NHK総合 1月24日放送
このドラマ、主役は草刈正雄さん演じる真田昌幸なんですね。
そう思えるほどに存在感があり、魅力的です。
武田家が滅亡して、さてどちらにつけば、真田が生き残れるのか。
戦国の世、想像を絶する悩みどころなのに、いい加減そうに見えて大胆な策を考えては実行する昌幸という人物。
演じている草刈さんのイメージもあってか、陰気な感じにならないし、何かをやってくれそうな感じが見ていて気持ちがいいですね。
大河ドラマと言えば、主人公の父親は序盤で消えるパターンが多いような気がします。
でも、昌幸はずっと活躍すると、まだまだ浅い勉強ですが、わかってしまっているので、楽しみでなりません。
この先、どんな方法で乗り切っていくのか、やはり歴史の勉強は浅いほうが楽しみが膨らむ気がしますね。
それにしても、信濃の国衆のうちの一人・出浦(寺島進)と結託しての、信幸をも欺いての大芝居は凄かったです。
このドラマに真田十勇士が出てくるとは思っていませんが、まさか佐助(藤井隆)がここで死ぬなんて、と思いましたし・・・。
そんな父親に翻弄されているような長男・信幸(大泉洋)。
でも、父親への尊敬の思いは揺るがない感じです。
大泉さんが、いつもならおちゃらけそうになるパターンなのに、誠実に昌幸について行く姿勢を見せていて、なかなか素敵ですね。
彼が、最後まで真田家を守り続け、長命だったらしいので、何だか安心して観ていられます。
信幸の病弱な妻・こう(長野里美)のシーンは、笑いどころなのでしょうか。
病弱とは言え、何となくくどく感じたりしましたから・・・。
信繁(堺雅人)は、まだまだ子ども過ぎて、主役としてはちょっと難しい立場にありますね。
堺さんにどこか無理感がありますけど、もう少しの辛抱でしょうか。
今回は、長澤まさみさん(きり)や黒木華さん(梅)が登場して華やかになりました。
松(木村佳乃)の夫・小山田(高木渉)のその後が気になっていたので、良かったですね。
松ではなくても、時代とは言え、どんなにみっともなくても生きていてくれただけで嬉しい、と思えます。
これまで、木村さんの松が現代的で違和感があったのですが、この日のためにこんな役づくりだったのか、と納得しました。
これまでに無く、明るい気持ちで観られる大河ドラマになりそうで、ますます楽しみになっています。
« 「スペシャリスト」第2話 | トップページ | 「相棒season14」第13話“伊丹刑事の失職” »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 朝ドラ「虎に翼」が終わって、思ったこと諸々。(2024.09.29)
- ドラマ「マウンテンドクター」(第1回)を観て(2024.07.11)
- 朝ドラ「虎に翼」鑑賞中(2024.05.29)
- 朝ドラ「ブギウギ」が終わって(2024.03.30)
- NHK「ふたりのディスタンス ピース 綾部祐二と又吉直樹」を観て(2023.12.28)
「大河ドラマ「真田丸」」カテゴリの記事
- 大河ドラマ「真田丸」最終回(2016.12.19)
- 大河ドラマ「真田丸」第49回“前夜”(2016.12.12)
- 大河ドラマ「真田丸」第48回“引鉄”(2016.12.05)
- 大河ドラマ「真田丸」第47回“反撃”(2016.11.29)
- 大河ドラマ「真田丸」第46回“砲弾”(2016.11.21)