「相棒season14」元日スペシャル第10話“英雄~罪深き者たち”
「相棒season14」元日スペシャル第10話“英雄~罪深き者たち”
テレビ朝日 1月1日放送
元捜査一課刑事・三浦役の大谷亮介さんが出演するということで楽しみにしていました。
右京(水谷豊)が事件に関わる発端を作る役目でしたね。
出番はそれだけでしたが、想像以上に後遺症が残り、老いた感じで、ちょっとショックでした。
正直、2時間半はきつかったです。
気持ちの良い事件物、というのも変ですが、正月ですから “ピエロ” (season10・第10話)とか “バベルの塔” (season5・第11話)とか、観終わった後にすっきりとして、楽しさを感じるものであって欲しかったですね。
本多親子(古谷一行・内山里名)の再登場ですが、あのまま静かに暮らしていて欲しかったところです。
二人の考え方に(脚本的に)あまり共感を覚えることがありませんでした。
篤人(古谷)の“歳をとると、今抱えるものよりも思い出の方が重くなる”というセリフは印象的でしたが・・・。
↑ “ピエロ”収録
それにしても、茉莉(内山理名)が亡くなっていることには驚かされました。
何しろ、直前の番組「芸能人格付けチェック」で元気な姿?を見たばかりでしたからね。
米沢(六角精児)に、石を集める趣味があることにも驚きましたが・・・。
そういえば、冠城(反町隆史)が片山雛子(木村佳乃)と面識があったことも・・・。
その片山がますます強気で、敵無しの感じで、その悪女ぶりに圧倒されました。
木村さんが楽しそうに演じているように見えたものです。
どんな事態であっても、あらゆる策を弄して乗り越えて大きくなってきた片山が、最初の挫折を味わったんだ、とちょっとホッとしたりもしたんですが・・・。
最後の最後に議員辞職をするというのも衝撃的でしたね。
冠城がボートに飛び乗って、爆破を阻止するかっこいいシーンあり、右京のこれまでに無い激しいアクションシーンあり、と盛りだくさんではありました。
事件の結末ですが、篤人も鞘師(橋本さとし)も誰も傷つけない案も考えていたわけで、結果的には右京が爆弾の場所を見つけてしまったから、ということになりますね。
もちろん、片山や官房長官・音越栄徳(西村和彦)がそれを利用したからですが・・・。
何とも後味が悪かったですね。
それにしても、このドラマには“無辜(むこ)”というセリフがよく出てきます。
恥ずかしいですが、最初に聞いたときには意味がわからなくて、辞書を引いたりしたことがあります。
普段は聞き逃したり、ン?と思ったりするものですが、今回は頻繁に出てきたので、同じような人がいたかもしれない、とちょっと笑いました。
役場の職員・明梨役の武田梨奈さん、出番が多いと思ったら、やはり重要人物でした。
どうしても、頭で瓦を割る映像がチラつきましたけど・・・。
余談ですが、auのCMにジーンと来たものです。
正月の特別バージョンでしょうが、内外の昔話が盛りだくさん。
演じている側も何とも楽しそうですが、観ているこちらも童心に帰った感覚で楽しめました。
このシリーズが好きですが、特に浦島太郎の桐谷健太さんが乙姫を思って歌うパターンが好きですね。
<これまでの感想>
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
相棒 season 13 DVD-BOX 1
相棒 season 13 DVD-BOX 2
相棒シナリオ傑作選
相棒シナリオ傑作選(2)]
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