大河ドラマ「真田丸」第5回“窮地”
大河ドラマ「真田丸」第5回“窮地”
NHK総合 2月7日放送
本能寺の変で、織田信長(吉田鋼太郎)があっという間に亡くなってしまいました。
主役じゃないので別にいいんですが、こんなに簡単に済んでしまうとは・・・。
もちろん、その後の影響が大なわけですが、これほどあっさりと消えてしまうなんて、かえって清々しささえ感じたものです。
ラストのほうで、滝川一益(段田安則)に主君・信長の夢 “天下統一すれば、戦の起きない世になる” を語らせて、そのフォローしたシーンにしみじみとなりましたね。
あの時点で、彼は信長の死を知らなかったことになっているのでよけいに、ですが・・・。
今回も昌幸(草刈正雄)がドラマの中心にどっしりとしている感じでしたね。
事件を知って、冷静に小細工しては国衆たちの主導権を握ったり、かと思えば、信幸(大泉洋)の前では動揺して見せたり・・・。
それにしても、父親の真意を読み取ろうと必死な信幸に “まったくわからん!” と・・・。
どこまでが本心なのか、それとも切り替えが早いのか、面白い人物ですよね。
戦国の世を生き抜くにはこのような人物でなければ、と思わせます。
“海を見たことがない” には、深い思いがあるのでしょうね。
何と言っても、今回の見せ場?は徳川家康(内野聖陽)の “伊賀越え” でしょう。
まさかこれほどの時間を使って描かれるとは思っていませんでした。
“伊賀越え” が、このことだと初めて知りましたし・・・。
他のドラマなどでは、ほんの数秒ぐらいで描かれていたなあ、という記憶がありますね。
必死の逃避行なのに、危険がいっぱいなのに、笑えてしまう展開でした。
適当な道案内・服部半蔵(浜谷健司)に振り回されるし、本多忠勝(藤岡弘、)とはお互いの顔についたごはん粒を食べ合うし・・・。
この描き方には賛否両論あるでしょうね。
何より、家康のイメージが、私などには180度変わってしまいました。
彼が最終的に天下を取るわけで、それまでがどのように描かれるのか楽しみです。
穴山梅雪(榎木孝明)が、家康に二手に分かれることを提案し、陰で捨て台詞を吐きながら、結局落ち武者狩りにあって命を落とすという展開・・・。
ナレーションでのあっという間の出番終了に、あっけにとられてしまいました。
というか、榎木さんが長期ドラマの場合、最初のほうで出番を終わるものしか引き受けないという話は本当だったのかもしれません。
外国へ行ったりするから、らしいですが・・・。
上杉景勝(遠藤憲一)も本格的に登場しました。
顔に似合わず(失礼)、謙信同様に “弱きを助け、強きをくじく” の家風を守る姿勢で魅せましたね。
信繁(堺雅人)は、姉・松(木村佳乃)たちを救出するシーンが見せ場でした。
チラッとした情報ですが、彼の活躍はずっと後のようですから、主役としての存在感が無いのは仕方がないのかもしれませんね。
群像劇と考えて楽しんでいきます。
今のところ、きり(長澤まさみ)や梅(黒木華)のシーンもあまり印象に残らないですが、これからなのでしょうね。
来週は、小日向文世さんが豊臣秀吉役での登場です。
楽しみですね。
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