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大河ドラマ「真田丸」第6回“迷走”

   

 

大河ドラマ「真田丸」第6回“迷走”   
                                                     NHK総合  2月14日放送

 

始まりは、信繁(堺雅人)たちが明智勢から逃れるシーン。   
松(木村佳乃)が崖から飛び降りて行方不明になりますが、史実では助かっていることを知っていたので、何となく安心して観てしまいました。    
ただし、記憶喪失か、生存がはっきりするのは2年後らしいですね。    
それにしても、一緒に逃れた女性たちのその後はどうなったのかが気になりました。    
   
織田家の森長可(谷田歩)に従ってきた国衆・出浦昌相(寺島進)の登場の仕方が格好良かったですね。    
寺島さん、「相棒」(season5・第11話“バベルの塔”)のスナイパー役を思い出しました。    
まったくセリフが無い役でしたが、観覧車から一発で大塚寧々さんの自殺を食い止めるシーン、本当に格好良かったですから・・・。    
去り際に信繁の頭をなでますが、改めて信繁がまだ少年であることを知らされましたね。 
   
国衆の集まりでの、信幸(大泉洋)に対する室賀正武(西村雅彦)の “黙れ!こわっぱ” は、もう定番化されたようで、笑ってしまいました。    
北条氏政(高嶋正伸)も本格的に登場して、そのわかりやすい悪役ぶりが面白いですね。
高嶋さんが何とも楽しそうです。
   

                     
         
ダブル・ミーニング Yes or No? [ 高嶋政伸 ]            

ダブル・ミーニング Yes or No?
[高嶋政伸]
      

         
      

 

今回は、徳川家のシーンはコメディパートみたいでした。
本多正信(近藤正臣)は、本多忠勝(藤岡弘、)とは又違った個性の持ち主のようで、家康(内野聖陽)を挟んでのやりとりに、阿茶局(斉藤由貴)も加わって、何とも面白かったです。
とても戦国の世とは思えない、平和なシーンに見えて、そんな中でも家康が冷静に明智が討たれることを予想し、動く必要が無いとしていることは、さすがだと思わせましたね。    

松を死なせたと思い落ち込む信繁と、きり(長澤まさみ)と梅(黒木華)、それぞれとのシーンは対照的でしたね。    
つい言葉がきつくなるきりに対して、信繁の話を静かに聞き、いざとなれば自分を助けて欲しいと語る梅・・・。    
どちらも、慰め励ましの気持ちがあるんですよね。    
梅は自分が愛されているとわかっている上での言葉で、このシーン、男女(視聴者)では意見が分かれるような気がします。    
それにしても、堺さんと黒木さん、10代の初々しいカップルになっていましたけど・・・。

                     
         
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真面目な兄・信幸と自由な弟・信繁に対する、父親・昌幸の態度の差が毎回はっきり出ていますね。    
常に父親の近くにいて、振り回されながらも、自分自身はブレることがない信幸。    
気持ちの中では忸怩たる思いがあるでしょうに、長男としての使命感があり、弟を思う気持ちもある。    
“意見を取り上げるとは言っていない。意見を聞かせろ”は、きついですよね。    
   
父親の思い通りに、その父親とは真逆な男として成長してきた信幸と、父親に似てきているのかもしれない信繁と、そんな二人が仲がよいのが観ている側には救いですけど・・・。 
   
昌幸の嘘が滝川一益(段田安則)にばれているシーンには笑えました。    
迷走しながらも、本当に大博打を打つ人なんですね。    
ラストは、どこにもつかない、大博打の始まりや!って・・・。    
来週から凄いことになりそうです。   

                     
         
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やはり昌幸が主役のような展開ですが、信繁の活躍はずっと後のようですから当然といえば当然なのでしょう。    
先日、堺さんが出演していたラジオ(NHK、番組名?)を偶然聴きました。    
堺さん、“名前はトップにありますが、自分は3番手のつもりで演じています”と語っていました。    
役作りに熱心で、よく研究もしている俳優さんだという印象を改めてしました。    
今、「文・堺雅人②すこやかな日々」を読んでいますが、ウィットに富んでいて、聡明さが伝わってきますね。

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