大河ドラマ「真田丸」第7回“奪回”
大河ドラマ「真田丸」第7回“奪回”
NHK総合 2月21日放送
滝川一益(段田安則)と北条が戦っている間に、沼田城と岩櫃城を取り戻すなんて、昌幸(草刈正雄)の大胆な作戦には驚くばかりでした。
というか、戦国の世なら当たり前のことかもしれませんが・・・。
嘘をつかれっぱなしの滝川が気の毒で、何だか観ていて辛かったですね。
平和な時代ならば、彼のような人物は生かされたんでしょうね。
それにしても、有働さんのナレーションだけで、出番は終わりなのでしょうか。
北条氏政役の高島政伸さん、ほんのワン・シーン、寝ているだけで存在感を見せていて、笑ってしまいました。
あくまで義を通す上杉景勝(遠藤憲一)との比較も面白いですね。
信繁(堺雅人)は、人質のとり(草笛光子)たちを救いに行ったはずが、自分まで人質になるという失態を犯してしまいますが・・・。
小諸城で、城側と滝川側のどちら側をも演じたシーンは、ハラハラしながらも、まるでコントを観ているようでした。
それにしても、人質とはその時の事情でいいように動かされて、想像以上に大変ですね。
とりの覚悟は素晴らしくて、草笛さんの演技に見ほれてしまいました。
それとは逆に、きり(長澤まさみ)の存在にイライラして、鬱陶しく感じましたね。
本人のセリフにもありましたから、それは脚本の意図通りということになりますが・・・。
前回の梅(黒木華)の “守ってください” も、どこかに引っかかりを感じたのは、こちらが同性ということがあるからでしょうか。
いや、年寄りの感覚かもしれません。
とりと木曽義昌(石井愃一)とのシーンは、こんな偶然はあるのかなと思いながらも、何となく微笑ましく観ていました。
武田を裏切ったことで子どもみたいにほっぺたを殴られたわけですが、一族を守るために仕方がなかった、との言葉は意外にこちらの胸に届きましたね。
間違いが少ないが面白みの無い長男・信幸(大泉洋)、逆な次男・信繁、二人でひとつと語る昌幸。
上杉に従うと見せかけての北条への手土産計画、昌幸が信繁に打ち明けるその大勝負に驚かされました。
戦国武将って、凄い!と思うと当時に、言い方は悪いですが、山師みたいなもの?と思ったものです。
そのあたりが戦国ものの面白さなんでしょうね。
今、「直系子孫が明かす!真田幸村の真実」(宝島社)を読んでいるところです。
直系子孫の真田徹氏(仙台真田家14代当主)が監修をしていて、徳川恒孝氏(徳川宗家18代当主)との対談も載っています。
読みながら、何だか凄い、と単純に感動していますが・・・。
幸村の二男・大八が伊達政宗の家臣・片倉小十郎に引き取られていたんですね。
伊達政宗も承知の上だったようです。
今回、この事実を詳しく知りましたが、宮城県人として、ちょっと誇りに感じたりもしています。
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