大河ドラマ「真田丸」第8回“調略”
大河ドラマ「真田丸」第8回“調略”
NHK総合 2月28日放送
今回のみどころはもちろん、信繁(堺雅人)の目の前で、叔父・信尹(栗原英雄)が春日信達(前川泰之)を殺すシーンでしょうね。
こちらも、信繁と一緒に、一瞬息が止まった感じがしたものです。
前のシーンで信達がはりつけにされていて、経緯がわからないまま、さかのぼってのあのシーンでした。
戦国時代、真直ぐすぎる人間の結末は哀しいですね。
前川さん、似合いすぎていて、よけいに悲劇的でした。
それにしても、信幸(草刈正雄)・信尹兄弟の連携プレイは見事すぎました。
現代と違うわけで、陰で働く佐助(藤井隆)たちの仕事の重要さをも思い知らされましたね。
どんな方法をとっても、もちろん功名心もあるでしょうが、この時代を生き抜き、領地・領民を守り抜こうとする姿勢には圧倒されるばかりでした。
出演:前川泰之
あのシーンの前までは、信尹役の栗原さんを知らなかったけれども、静かながら存在感のある俳優さんだなあとか、直江兼継(村上新悟)は「天地人」(早々に視聴離脱)の妻夫木聡さんとは違うようだねとか、結構気楽に観ていました。
あのシーンで、すべてが飛んでしまった感があります。
今回気になったのは、北条氏直役の細田善彦さんが声を張りすぎている気がしたことです。それも、父・氏政(高嶋正伸)の前では自然なので、気負いすぎという演出なのでしょうね。
北条氏政の存在も面白いし、徳川家康(内野聖陽)も軽くいながらも真田の真意を見抜いていたし・・・。
上杉景勝(遠藤憲一)は、顔に似合わず(失礼!)情に熱い人だし、これで、豊臣秀吉(小日向文世)が出てきたら、ものすごいことになりますね。
それぞれが絶対的で、個性があって魅力的です。
戦国時代の大河ドラマが人気がある理由を、今更ながらわかった気がします。
堺さん演じる信繁も、信幸や尊敬する叔父・信尹の策謀に唖然としながらも、必死に食らいつき、少しずつ成長していく様子が見えてきましたね。
堺さんが言うところの、三番手の演技がこれから展開されていくようです。
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