「スペシャリスト」第8話
いよいよ最終章ということですが・・・
あまりの展開に驚いてばかりいます。
大量に人が死んでいき、人の情が挟まれる余裕も無い(あえて捨てている)ゲーム的展開には、ついていくのが辛いですね。
ゲームを楽しめることができない年代の人間にはキツイです。
前半は、目をそらしてばかりいたものです。
ならば観なければいいということになりますが、草なぎ剛さんの演技を観たいので、最後まで何とか完走したいと思っています。
軽々と謎を解いていくときとは別に、ふと見せる表情に深い闇の部分を感じさせて、惹き込まれますね。
自分好みの事件ということで、のめり込んでいく宅間(草なぎ剛)を心配する姉小路(南果歩)・・・。
取り込まれていき、いつか一線を越えてしまうかもしれない、という事態は、やはり「BORDER」(2014年・テレビ朝日)を連想させて、恐ろしさが増します。
今回は珍しく決め台詞 “10年10ヶ月入っていましたから” が出てこなかったような気がするんですが・・・。
それだけ重たい展開になってきたということでしょうか。
いよいよ佐神(上川隆也)が本格的に登場してきました。
今回の事件の首謀者は佐神らしいですが、以前刑務所に入っている彼に宅間がアドバイスを求めているシーンしか思い出せないので、本当に敵なのか、もうひとつピンとこない状況にあります。
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元妻・美也子(紺野まひる)も関係しているようで、殺害?されて、その上顔を見せない謎の人物もいて、と観ているこちらはもうわけがわからないですね。
まったく観ていなかったので、的外れかもしれませんが、「沙粧妙子-最後の事件」(1995年・フジテレビ系)とか、「アンフェア」(2006年~・フジテレビ系)は、こんなタイプのドラマだったんでしょうか。
どちらにしても、苦手なタイプには違いありませんが・・・。
あと2回ですね、頑張ります。
一番印象的だったのは、ラスト近く、ホテルの美也子のもとに宅間以下メンバーが駆けつけるシーンのバックに音が無かったことです。
これからの展開の、よりいっそうの重たさを予感させました。
そして、その凝りように、スタッフの思い入れやドラマ作りの面白さまでも感じたものです。
こういう何気ない(でも、大事な)シーンには、興味が惹かれますね。
<これまでの感想>
スペシャリスト3-4 [戸田山雅司]
ドラマスペシャル
「スペシャリスト2&3」 ダブルパック
[草ナギ剛]
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