「重版出来!」第1話&第2話
黒木華さん主演の「重版出来!」(TBS系)を楽しく観ています。
最初はタイトルに惹かれて、もちろん原作がコミックとは知らないで、ですが・・・。
“重版”も、これまで “じゅうばん” と読んでいたものです。
内容も新入社員が夢を持って出版業界に飛び込んだものの、現実に悩み、時にはいじめにあったりしながらも成長していく、というよくあるパターンかと想像していました。
黒木さんなので、そうはならないだろうという希望的感覚もありましたが・・・。
でも、爽快でしたね。
主人公・黒沢心には、怪我で柔道のオリンピック代表にはなれなかったという挫折はあるものの、とにかく明るく前向きで、という、一見新鮮味も意外性も無い、やはりよくあるパターンの役を演じている黒木さん。
見事にはっちゃけていて、それが鬱陶しく感じさせないのは、さすがに演技派と言われる女優さんですね。
ゆで卵をつるりと剥いたような顔が、見るからに健康的で生き生きとしていて、年齢がわからなくなりました。
調べてみたら26歳、改めてその演技に驚くばかりです。
黒木さん、大河ドラマ「真田丸」(NHK)の梅役にはしたたかさを感じて、そういう演技を要求される役だったのでしょうが、ちょっと苦手でした。
今度の役は、これまでに見たこともない、まったく違った役ですね。
第1話は、大御所の漫画家(小日向文世)をめぐる話でした。
何でも演じてみせる小日向さんが終始猫背気味で、珍しくてずっと注目していたら、それが話の重要な鍵になっていましたね。
漫画家役の俳優さんは、一回きりのゲストなんでしょうか。
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第2話は、ヒロインは相変わらずものすごく前向きで行動的なのに、最後はちょっと引いて営業の小泉(坂口健太郎)を前面に出してきて、とてもいい感じでした。
私も営業にはまったく不向きな人間ですが、小泉には共感するどころか、イライラしっぱなしでしたね。
今回はその彼の成長が描かれていましたが、これからも、ラストは“重版出来!” で締めるパターンのようで、気持ちよく楽しめそうです。
それにしても、「たんぽぽ鉄道」を読んでみたいものです。
本に造詣が深く、「あさイチ」などで本の紹介をしている中江有里さんが、書店員役なんて洒落ていましたね。
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黒木さんを支えるのが、松重豊さん(編集長)、オダギリジョーさん(副編集長)、生瀬勝久さん(営業部部長)、荒川良々さん(編集者)などなど。
みんな個性的で、適材適所という感じでしょうか。
生瀬さんがいつもの役より格好いいかもしれませんね。
これからが、ますます楽しみでなりません。
でも、楽しみも控えめに、という気持ちが沸いてきます。
熊本地震の余震が収まる気配がなく、何とも重たい気持ちでテレビを観ています。
東日本大震災の当時を思い出します。
本震のときの恐怖は忘れることは出来ませんが、その後の余震がこれほど強く、間をおかず頻繁に起きていたかどうかの記憶がありません。
もう一度大きな地震が来るという噂、どうなっていくのかわからない原発の恐怖・・・。
余震が怖くて、外のほうがいいと、街中を歩き回ったことは覚えています。
そして、服を着たままで1ヶ月布団に入っていたことの記憶はあるのですが・・・。
まずは、余震がおさまって、せめて少しでも間隔があいて、心身ともに休めるようになることを祈っています。
何もかも、それからのことのように思えますから・・・。
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