大河ドラマ「真田丸」第14回“大坂”
大河ドラマ「真田丸」第14回“大坂”
NHK総合 4月10日放送
大坂組?が登場して、一段と華やかになりましたね。
彼らが登場するまでのシーンも面白くて楽しめました。
梅(黒木華)を亡くした信繁(堺雅人)に気遣いを見せる上杉景勝(遠藤憲一)は、本当に良い人ですね。
いつもは冷たい直江兼続(村上新悟)まで優しいですし・・・。
前回の梅の亡くなり方には賛否両論があって、視聴者は意外にもう前に進んでいるような気がするんですが・・・。
石川数正(伊藤正之)が裏切って秀吉(小日向文世)に付いたために、徳川家康(内田聖陽)は真田攻めを中止。
家康は秀吉におびえるものの、近畿を襲った大地震で、その心配も一時解消。
と、面白いように事態は急展開していきますね。
石川の裏切りを画策していたのが、囚われの身の叔父・真田信尹(栗原英雄)というのも凄いですね。
その優秀さに家来に望む家康とのやりとりが、これまた素晴らしくて、要するに格好良くて、見事でした。
秀吉からの上洛の要請には、三者(上杉、北条、真田)三様ということで・・・。
景勝は直江、信繁、おまけにきり(長澤まさみ)までついて行っての上洛。
信繁に見せる景勝の建前と本音が切ないですね。
まるで、二人のほうが本物の父子に見えたりします。
本物の父親・昌幸(草刈正雄)は、相変わらずヤマっ気のある策士です。
そこが魅力的ではありますが・・・。
信幸(大泉洋)の “大名でもない父上に” の3連発には “うるさいわ”。
テレビを観ていて、思わず声を出して笑ったのは久しぶりです。
その信幸も、父親の信繁びいきに、つい愚痴をこぼした相手の膝枕が母親・薫(高畑淳子)だったという流れに・・・。
こちらも映像的に予想できてはいたんですが、笑ってしまいました。
北条氏政(高嶋政伸)は、相変わらずの汁かけ飯で、強気だし、家康は石川の裏切りを知ってのちゃぶ台返しに、地震の時には動揺しすぎだし、笑えるシーンが満載の回でしたね。
きりが上洛について行くことになる、信繁とのじゃれあい?に唖然とする景勝らのシーンも、一緒に行けず、うらやましそうに覗いている三十郎(迫田孝也)もおかしかったです。
三成の妻・うた(吉本菜穂子)が、信繁の “関白殿下は、猿に似ている?” の質問に、 “猿に逢うたことは無いのです” も・・・。
信繁が、裏切りを悔やむ石川と酒を酌み交わしながら、“とりあえず、先に進みましょう”と言うシーンは印象的でした。
三十郎の励ましに、一度は拒絶した信繁が他人に言えるようになっているんですよね。
それに対して、すなおに、でも万感込めて “うん” と返した石川がチャーミングに見えたものです。
一人一人が、良くも悪くも個性があって、いいなあとつくづく思った回でした。
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