「重版出来!」第5話
このところ感想を書いていませんでしたが、「重版出来!」(TBS系)は毎週続けて楽しんで観ています。
視聴率は芳しくないらしいですね。
こんなに楽しくて、気持ちがいいドラマなのに、残念でなりません。
悔しくさえ感じるのは、入れ込みすぎでしょうか?
今回は、久慈社長(高田純次)の過去と、新人作家たちそれぞれが羽ばたく寸前の様子と、そして宝くじ、と盛りだくさんでしたね。
それにしても、新人作家たちは、デビューできて幸せいっぱいの人、トラブルに巻き込まれたか混乱状態に陥った人、やっと入り口に立てた人、と様々です。
彼らの今後も注目ですね。
三蔵山(小日向文世)の弟子(ムロツヨシ)も絡んでいそうで・・・。
新人の中でも一番出遅れていた若者の役が永山絢斗さんですが、先週始まったNHKの「一路」は時代劇ということもあってまったく違っていて、楽しみですね。
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心(黒木華)がストーカーのような行為で注目した五百旗頭(オダギリジョー)のお手本は社長の生き方にあった・・・。
宮澤賢治の「雨ニモマケズ」がまさか全文紹介されるとは思いませんでした。
ドラマの構成を考えれば、ベタで長すぎるような気がしたものです。
でも、映像を観ていて、この詩で泣かされたのは初めてですね。
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一人の人間(火野正平)との出会い、一冊の本との出会いが、人生を変えるということ。
“仕事で運を使うために、運をためる” その生き方が、清貧な生き方となり、現在の社長となっているんですね。
私にとって、出会った一冊は何だったろう、と遠い目をしてしまいましたが、残念ながら思い出せませんでした。
社長が編集部時代に担当した作家の言葉 “運命の神は人が間違った方向へと行かないように、人間の振りをして辻々に立っている。聞くも聞かぬも人の選択” も印象に残ります。
新人作家の本の表紙を依頼されたデザイナー野呂(ヒャダイン)が、心の期待に対して師匠の言葉を守っているだけという答えは、社長の姿勢と同じようなものでしたね。
“書店で溢れている本の中から1冊を選んでもらう魔法など無い。
だから考えろ。考えて考えて決められた予算の中で出来うる限り最大最高の仕事をしろ。
常に己に問え。胸を張れる物を世の中に送り出しているのか”
新人作家の本が書店に並び、同じときに大量の本が廃棄されていく衝撃的なシーン。
本が廃棄される様子を映像で初めて見て、社長と同じように胸が痛くなりました。
商売としては避けられないことで、少しでもその状況を減らすために、みんなで頑張っているわけですが・・・。
こちらも、どうしても捨てきれない本をたくさん抱えているものですから、辛いですね。
当たりくじはまわりにまわって、一番欲の無い社長の元へ・・・。
社長が気がつくシーンで、録画が終わってしまいました。
その後どうなったのでしょうね。
欲のある私には、展開が気になります。
心の役は、最初は能年玲奈さんにオファーされていたと知りました。
正直、能年さんでも観たかったですね。
その次が有村架純さんとか、真実はわかりませんが・・・。
それを引き受けた黒木さん、想像も出来ない役でしたが、見事に演じていますよね。
元気はつらつで、でも騒々しくはなく、癒されながら元気をもらっています。
このドラマが、姿勢がブレることなく続きますように・・・。
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