NHK土曜時代劇「一路」
毎週土曜日の夕方に放送のNHK土曜時代劇「一路」を楽しんでいます。
久しぶりに本格的な時代劇らしい時代劇を観ている気がするんですが・・・。
どうして夕方6時10分という中途半端な時間に放送なんだろうと不思議でした。
昨年BSで放送されたものの再編集されたもののようですね。
それにしても、もったいない。
真っ直ぐに志を遂げようという若者がいて、それを助ける人々がいて、そして陰謀をたくらむ敵がいて・・・。
観る側にとってはわかりやすくていいですね。
最初は参勤交代の話ということで、映画「超高速!参勤交代」のようなコメディかと勘違いしたものです。
前回(第5回)でしたか、ラスト和田峠を越えて宿場の刻限に間に合わせるために、大きな夕陽を背景に小さなシルエットの姿が走るカットは、映画を連想させましたね。
一路役の永山絢斗さん、先日終わった「重版出来!」(TBS系)でもまったく違った存在感を見せていました。
こちらはそれ以上に役にはまっていて、名前どおりの真っ直ぐさに清々しささえ感じますね。
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渡辺大さんが演じる殿・蒔坂左京大夫は、最初からウツケではないとは思っていました。
中盤あたりから少しずつ真相が出てきて、今回(第6回)では明らかになって、何だかホッとしたものです。
考えてみれば、ウツケの殿とミムラさん(正室)が結婚するわけないですよね、と・・・。
それにしても、顔もですが、声だけ聴くと父親の渡辺謙さんが出ているのかと思いますね。
渡辺さんが出演した先週の「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)を観ました。
5月にこちら仙台のハーフマラソンで走っていたんですね。
そのきっかけを作ってくれたという塩沼亮潤さん(慈眼寺住職)のことを初めて知りました。
荒行の千日回峰行を行った方なんですね。
いずれ慈眼寺を訪ねてみたいと思ったものです。
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このドラマの脇役は地味ながらも魅力的な俳優さんが揃っていますね。
佐野史郎さん、石黒賢さん、上條恒彦さんなどなど、時代劇を演じる難しさを感じさせることなく、安心して観ていられます。
連続ドラマだと、敵味方役に関係なく、チームワークが出来ていくのでしょうね。
そんなドラマに、ゲストで出演する難しさはあるのかもしれません。
「姫君の恋」(第4回)のゲスト、一路を見初める姫君役はすみれさん。
意外性はありましたけど、正直ちょっとがっかりしましたね。
昔々、東映オールスター出演のお正月映画などには、お姫様役で素敵な女優さんがたくさん出ていました。
美空ひばりさんが出てきたときなどは、ドキドキしたものです。
古すぎますか、ね。
今、本格的な時代劇を作ることの難しさが言われていますから、無いものねだりで、贅沢すぎる願いかもしれません。
来週(第7回)、殿に最悪の事態が襲うようですが、まさか亡くなる?としたら、ショックです。
勧善懲悪の話であるはず、そのためには正義の人は死なない、などと勝手に決め込んでいますが、どんな展開になるのでしょうか。
それにしても、真面目なドラマの中にも、髪結いとか槍持ちの兄弟とか、癒しどころはありますが、馬同士が会話をしているのに、違和感が無いのが、不思議といえば不思議ですね。
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