「ラジオ深夜便」内野聖陽&波瑠さん
真夜中に目覚めたら、枕もとのラジオの音が消えていました。
長年の耳鳴り対応のために、一晩中ラジオをつけているんですが・・・。
あわてて飛び起きて、電池を取り替えたら、「ラジオ深夜便」のMCが若い女性にインタビューをしているところでした。
俳優・内野聖陽さんの印象を聞かれ、“女性の私よりも繊細(な演技をする人)”と答えていましたから、舞台か映画か、この人は女優さん?と想像したものです。
続けてラジオドラマが始まりました。
伊集院静さん原作「乳房」、そして出演は内野さんに波瑠さん、との紹介。
とたんに、眠気は吹き飛びましたね。
原作を読んでいませんが、伊集院さんと亡くなった奥さん・夏目雅子さんがモデルと聞いていましたから・・・。
そして、朝ドラ「あさが来た」の波瑠さんに、いつも夏目さんを重ねて観ていましたから・・・。
ドラマは、内野さんの重々しいモノローグで始まりました。
このまま一人語りなのかと思うほどに長いセリフで、波瑠さんは最初は時おり短い単語で挟むだけ・・・。
そして、二人の掛け合いが始まりました。
二人の出会いから、夏目さんが気持ちを打ち明けるまで・・・。
第1回の今回は、ここまで。
内野さんが素晴らしいのはもちろんですが、波瑠さんが本当に素晴らしかったですね。
はつらつとして若々しくて、奔放に見えて繊細で、当時の夏目さんがそこにいるようでした。
生き生きとして、悩みさえも積極的にぶつける夏目さんに、押され気味なおとなの伊集院さん。
気がつけば、ほとんど息を止めるようにして、聴いていました。
声の演技だけで魅せる俳優さんの凄さ、そしてラジオドラマの魅力を改めて感じましたね。
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最近は、昼間もラジオ志向になってきています。
NHKの午前中の番組をよく聴くようになりましたが、先日は俳優・佐藤浩市さんが長時間インタビューに答えていて驚いたものです。
リラックスして聴けるのに、テレビよりもインプットできることが多いと感じていますね。
残念ながら、ラジオドラマ「乳房」の続きを聴くことはできないでしょうね。
ちょっとした奇跡の出会いでした。
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