大河ドラマ「真田丸」第27回“不信”
大河ドラマ「真田丸」第27回“不信”
NHK総合 7月10日放送
今回は、最初から最後まで緊張しっぱなしの状態で観ていました。
秀吉(小日向文世)の気遣いに対して、悪く悪く考えてしまう、ほとんど疑心暗鬼状態の秀次(新能慎也)。
ドラマを観ている側には、当然秀吉の考えもよくわかるようになっています。
でも、凡人であるこちらには、秀次の気持ちがわかりすぎてしまって、動揺し続ける状況に疲れてしまいました。
小日向さんが上手すぎると言うこともあるでしょうね。
こちらも、秀吉の機嫌の変化にハラハラし、そのせいで気遣いが素直に思えなくなったり・・・。
小日向さんの表情や物言いにほとんど翻弄され続けていましたね。
秀次としても、寧(鈴木京香)にアドバイスをもらったりと、必死ですが、やはり秀吉の器量と比べてしまうと、荷が重すぎるということでしょうか。
娘にさえ、関白の器ではない性格を見抜かれているのが、何とも悲しいところです。
今回、コメディ部分と言えるのは、信繁(堺雅人)ときり(長澤まさみ)のシーンだけでした。
秀次の側室になる話で、気持ちがズレ続ける二人。
長い付き合いになるらしい、きりはいったいどうなるのでしょうね。
ワンシーンだけ登場の真田信尹(栗原英雄)は、やはり格好いいですね。
戦乱が治まった今、家康からの加増を断って、見聞を広めるために諸国を回る旅へ出るという。
いずれ天下は乱れるという兄・昌幸(草刈正雄)に、要りようになったらいつでも声をかけて欲しい、と・・・。
格好良すぎると思ったのですが、実際に後年大事な役割を持つようですね。
楽しみです。
↑栗原英雄 出演 |
揃って冠位を授かった信繁と信幸(大泉洋)ですが、経緯を知らされていないで相変わらず蚊帳の外のような信幸がこれまでになく怒ります。
プライドを傷つけられては怒るのが当たり前でしょう。
でも人のいい兄貴ですから、それだけで終わりそうな気がします。
上洛するのを嫌がった稲(吉田羊)とこう(長野里美)のシーンは、ちょっと複雑な気分で見てしまいました。
稲がもう少し若い女優さんなら雰囲気は違っていた気がします。
でも、吉田さんが演じる意味は、今後に出てくるのでしょうね。
秀次が伏見城の改築の図面を見てしまい、それに弟・秀保(三津谷亮)の死に対する秀吉のやり方が決定的に彼を追い詰めていくことになります。
三谷さんがどのように描いていくのか、怖いけれども、興味を持って観ていくつもりです。
それにしても、一番驚いたのは、予告編に呂宋助左衛門として松本幸四郎さんが出てきたことです。
観ていませんが、「黄金の日々」(1978年)で同じ役を演じていたんですね。
NHKも洒落たことをするものです。
ちょっと楽しみです。
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歴史秘話ヒストリア 真田幸村編 徹底解明! これが“真田丸"だ 〜地中に残された幻の城〜 [渡邊あゆみ]
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