「所さんのニッポンの出番」隠密剣士の大瀬康一さん
「所さんのニッポンの出番」(TBS)を楽しく観ています。
外国の人が日本や日本人を手放しで褒めてくれることを、どこか気恥ずかしくも感じながら、でもやはり気持ちよくも感じたりして・・・。
それにしても、何だか同じような番組が多いようで、どこかに違和感をおぼえながらも、嬉しくもあるんですよね。
先日の放送では思いがけない映像を観ることができました。
オーストラリア・ブリスベンにある、テレビドラマ「隠密剣士」の主人公・新太郎ファンクラブ(会員数200人)の紹介。
まさか外国の人から「隠密剣士」を思い出させられるなんて、考えもしなかったですね。
子どものころ、大好きで観ていました。
忍者と戦うチャンバラ時代劇にしては、ちょっと大人びていたような気がしています。
「怪傑ハリマオ」にも同じような感覚があったことを覚えていますが、同じ宣弘社プロダクションの制作だったからかもしれません。
「隠密剣士」が、東京オリンピックの年(1964年)にオーストラリアで放送されていて、社会現象になるほど大ヒットしたことを初めて知りました。
主演の大瀬康一さんが訪問したときの空港には6000人以上のファンが押し寄せたとか、何だか “ヨン様” みたいだったんだ、とつい笑ってしまいましたが・・・。
東京で大瀬さんと食事ができたという、体型も白髭もサンタクロースのような男性を含めて、老若男女が楽しそうに、グッズを持ち寄ったり、シーンの再現をしたり・・・。
戦後の緊張がまだあったときに、オーストラリア人が日本を好きになるきっかけになった、とまで語ってくれました。
思いがけず、皆さん以上に嬉しかったのは、大瀬さんの元気な姿(現在78歳)を見ることができたことです。
忍者相手の殺陣シーンを再現してくれて、オーストラリアのファンに挨拶をしてくれましたが、日本のファンも懐かしくて嬉しかったと思いますね。
私は手放しで感動してしまいました。
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今回の放送は、“ZOKKON” 特集ということで、感動させられることが多かったですね。
“根付” “パソコンゲーム” “アナログレコード” “古民家の再生” など、日本に定住してまで、独自に勉強し、未来に残していこうという強い姿勢があって、頭が下がる思いがしました。
“カメラの中の日本” のコーナーでも、歌舞伎の緞帳の織りかたや、私にはほとんど知ることがなかった金継ぎの技法などが紹介されました。
外国人が興味をもったことから、こちらが勉強させてもらうということが多くて、ただ喜んでばかりいることにやはり恥ずかしさを感じますけど・・・。
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