「SONGS」吉田拓郎~今だから人生を語ろう~
吉田拓郎さんが昨日(10日)の「SONGS」(NHK総合)に出演していました。
久しぶりですが、正直その姿に驚きましたね。
猫背気味で、丸かった顔が四角の細顔になっていました。
70歳、当然と言えば当然なのかもしれませんが、以前観たときとの落差を感じて、正直ショックを受けました。
自分の顔を鏡でじっくり見たときと同じ感慨なのかもしれませんが・・・。
リハーサルに疲れて、両足にこむら返りが起きたらしいですが、“嫌だねえ、年齢を重ねるということは・・・” と笑いながらカメラ目線で言う姿に元気が無くて、リアルに感じて、ちょっと辛かったですね。
番組は、ライブのリハーサル風景と桑子アナのインタビューで構成されていました。
桑子アナを指定したのは、おじさんたち(タモリさん&井上陽水さん)のお気に入りなので、とのこと。
リハーサル7日目(8月24日)ということでしたが、ライブとは番組最後に出てきた “2016冬 SONGSスペシャル LIVE放送” のことなのでしょうか。
<追記>実際に、この9月、10月にコンサートがあるんですね。
<追記2>12月23日放送
SONGSスペシャル「吉田拓郎~風のように・・・なんて考えた事があったなぁー~」
1年半以上歌っていなかったけれども、70歳になって “燃えるものが足りない。命がけでやってみたい” と思えるようになったと・・・。
「春だったね」「マークⅡ」から「人生を語らず」まで、リハーサルということでか、軽く歌う姿や声はこれまでと変わりなく、ホッとしたものです。
桑子アナから細部までこだわっての打ち合わせについて指摘され、“聴いてもわからないけど、細部までつめないとステージにならない” と・・・。
|
デビュー当時のテレビ出演拒否についての質問に、きっかけの事件を語ってくれましたが、私は初めて知りました。
何しろ、中年になってからのファンなもので・・・。
それにしても、理不尽に怒った司会者Fさんって誰なんでしょうね。
と、つい野次馬気分で考えてみました。
再びテレビに出だした50歳が転機になったことも語っています。
Kinki Kids との「LOVE LOVE あいしてる」(1996~2001年・フジテレビ)ですね。
拓郎さん一人では出来ないと言われ、二人(当時17歳)を紹介されたようです。
失礼な話ですが、はっきりした物言いに逆に乗れたのでしょうか。
まったく世代の違う二人との出会いで人生観が変わった、財産が出来て、二人には感謝している、素晴らしい50代だったと語っています。
当時、番組を観ていましたが、拓郎さんはどこか居心地が悪そうに見えて、でも楽しそうでしたね。
彼らが今巧みにギターを弾けるのも、番組で拓郎さんにイチから教えられたからのはずです。
70歳になって、初めての新曲「ぼくのあたらしい歌」も少し紹介されました。
歌詞からはかなりベタな少年少女の恋の歌のように思えましたね。
桑子アナは、それを “ピュア” と表現しましたが・・・。
音楽は永遠なもので、70歳になっても80歳になっても、ラブソングを歌いたいし、作りたい、と・・・。
私は「言葉」という歌が好きです。
“愛してる” という言葉の重さを、搾り出すような声で歌っています。
若いときと今と、逆転現象のような気がして、それはそれで面白いですね。
最近、なぜか「慕情」を聴きたくなりましたが、これはドラマ「新選組血風録」(2011年・NHKBS)との相乗効果が大きいのかもしれません。
結婚30年という奥さん(森下愛子さん)のことも・・・。
奥さんと一緒にいる時間が好きで、“趣味は?” と聞かれたら “うちの人” と言いたい。
面白いし、楽しいし、お互いがお互いの趣味。
“何が足らないかと言うと、君がいないということの大きさほど大きいものはない”
“まさに、この歌(新曲)じゃ” と、桑子アナがうらやましそうな表情を見せていました。
桑子アナ、29歳。
自分には想像もできない「人生を語らず」を作った28歳当時の心境を尋ねています。
70年代当時、若者は老成していて、おじさんが言いそうなことを語り合っていた、と・・・。
“今、人生を語ることはありますか?”
“長い人生、いろいろあったけれど、音楽をやっている幸せ、音楽の素晴らしさを感じている”
リハーサル風景なので、どうしても曲は短いし、軽く歌っている感じなので、本格的なライブ放送を早く観たいですね。
余談になりますが・・・
番組は録画しての鑑賞でした。
プロ野球のセ・リーグ優勝が決まる広島×巨人戦の放送があったために、時間変更が予想されてはその録画時間が決まらずにハラハラしたものです。
もちろん、試合は面白く観ましたが、正直早く決まらないかな、と思ったのも事実です。
それにしても、贔屓のチームでないと、余裕で観られるものですね。
でも、25年ぶりの優勝という広島を応援していましたけど・・・。
25年前の優勝時の選手の名前はほとんど知っていますが、今回はまったく知らない選手ばかりで、時代の移り変わりを感じました。
優勝するチームは違うなあ、とつくづく感じもしました。
相手の投手にとにかく球数を投げさせる、とかゲームの運びに納得させられるし、何より選手とファンの勢いに圧倒させられましたね。
昼間、楽天のゲーム(日ハム・大谷選手に2本もホームランを打たれた)を観ていたので、よけいに感じたものです。
そういえば、私は伝説の “江夏の21球” をラジオで聞いていたことを思い出しました。
歳をとるはずです。
そう言えば、拓郎さんは広島出身でしたね。
<関連記事>
今日までそして明日から~吉田拓郎・35000人の同窓会~ 207.6.24.
NO.321-1 「LOVE LOVEあいしてる」ゲスト:木村佳乃さん 2011.5.7.
|
« 大河ドラマ「真田丸」第35回“犬伏” | トップページ | 大河ドラマ「真田丸」第36回“勝負” »
「 音楽」カテゴリの記事
- アンディ・ウィリアムスの「ソリティア」を聴く(2022.11.01)
- 【闘病日記 35】真夜中、吉田拓郎さんの歌から(2021.04.05)
- お正月、SMAPの「世界に一つだけの花」を聴く(2019.01.03)
- SONGSスペシャル「吉田拓郎~風のように・・・なんて考えた事があったなぁー~」(2017.01.06)
- ボブ・ディランと「アヒルと鴨のコインロッカー」(2016.10.14)
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 朝ドラ「虎に翼」が終わって、思ったこと諸々。(2024.09.29)
- ドラマ「マウンテンドクター」(第1回)を観て(2024.07.11)
- 朝ドラ「虎に翼」鑑賞中(2024.05.29)
- 朝ドラ「ブギウギ」が終わって(2024.03.30)
- NHK「ふたりのディスタンス ピース 綾部祐二と又吉直樹」を観て(2023.12.28)