「相棒season15」第3話“人生のお会計”
「相棒season15」第3話“人生のお会計”
テレビ朝日 10月26日放送
今回のゲストは、石井正則さん。
ただ真面目に平凡に生きていた男が、余命宣告を受けて、人のためになることを考えて行動した話。
正直、今回の被害者で、10年前に娘に死なれて自殺未遂をした男性とのシーンでは、観るのをやめようかと思ったものです。
余命宣告された谷中(石井)よりも、この山本(十貫寺梅軒)という男性があまりにも絶望的にシリアスすぎて、やりきれなかったものですから・・・。
“ライフライン”(season10・第4話)を思い出しました。
テレビ的には無名(失礼)の俳優さんだと、よけいに応えますね。
あえて観続けられたのは、やはり石井さんのおかげですね。
絶望的に哀しいのに、どこか軽くユーモアを感じてしまいますから・・・。
目的のために、刺青を入れ、暴力団に掛け合って拳銃を手に入れたり、とかなり破天荒なことをしているのに、不思議なおかしみがあって、どこか納得させられたものです。
石井さんでなければ、成り立たなかった役のように思いましたね。
↓ 出演:石井正則
右京(水谷豊)と冠城(反町隆史)が、谷中の行動の真実を明らかにしていく過程は、なぜか“ボーダーライン”(season9・第8話)を連想してしまいました。
当時の記事で、その時のゲストの山本浩司さんを石井さんに似ていると書いていたことをも思い出しました。
余談になりますが、今日現在、当時の記事がなぜか人気記事ランキングで1位になっていて驚いています。
どこかで再放送されているのでしょうか。
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ラストで谷中が飛び降りようとした崖は、「僕の生きる道」(2003年・フジテレビ系)で、草なぎ剛さん演じる中村先生が飛び降りた崖でしょうか。
それにしても、崖での事件解決で、2時間サスペンスの定番をお遊びでやってみせたようで、ちょっとおもしろかったですね。
谷中には回復の希望も出てきて、悲しくもおかしみのあるラストでした。
観ている側には、何ともホッとしましたが・・・。
今回、冠城の立ち位置がはっきりしたような気がしたものです。
伊丹(川原和久)をおだて、右京をおだて、楽しんでいますよね。
右京はすべてをわかっていながら、逆らうことなく付き合っています。
これまでの相棒とは違った人物設定が出来ましたよね。
個人的には、今後はこの感じでいってくれると楽しく観られるのですが・・・。
青木(浅利陽介)は、鑑識・米沢に代わる役でしょうか。
憎まれ口などを叩きながらも、裏の顔(特命に対する恨み?)が出てこないままだといいのですが・・・。
素直な役の浅利さんも見たいですし・・・。
前回の “チェイン” はシガー愛好者たちの関係や想いがいまひとつ理解できませんでした。
これからも、気に入った回だけ書くような気がします。
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第1回・・・
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