大河ドラマ「真田丸」第44回“築城”
大河ドラマ「真田丸」第44回“築城”
NHK総合 11月6日放送
何より驚いたのは、オープニング映像が最後に出てきたことですね。
よそ見していて見逃してしまったのかと思ったものです。
籠城に決まって、改めて練り直して出してきたのが、大坂城の南側に出城を築くこと。
この案も、牢人衆を信用しない織田有楽斎(井上順)や大蔵卿局(峯村リエ)に真っ向から反対されてしまいます。
その後も、大野治長(今井朋彦)の内緒の勧めで出城作りを始めるものの、見つかって中止させられたり・・・。
強い意志がある幸村(堺雅人)はともかく、後藤又兵衛(哀川翔)や毛利勝永(岡本健一)がよく何度も踏みとどまってくれたものだと思いましたね。
これでは、史実どおり(当たり前ですが)豊臣は勝てないと思ってしまったものです。
大野が幸村たち牢人衆と母親・大蔵卿局や有楽斎の間に立たされながらも、何とか尽そうとしてくれていて、いい人になってきましたね。
本当の意味で豊臣のことを考えている人が少なくて、ここに石田三成(山本耕史)や大谷吉継(片岡愛之助)がいたら、とつくづく思ったものです。
最終的に秀頼(中川大志)の決断で出城が出来ましたが、どんなに聡明でも周囲に振り回されて苦悩する若さが出てしまいましたね。
中川さん、先日は哀川さんと関連の場所を巡る番組に出ていました。
出演した現代劇を観たことはありませんが、若手の中でも時代劇で存在感を見せられる俳優ではないのかと思ったものです。
|
いまだに真田の名を意識する家康(内野聖陽)ですが、小心でどこかユーモラスだった面影は消えて、頑固な老人になっていますね。
こちらは、それだけ長くこのドラマを観続けていたのだ、としみじみします。
いつの間にか大物が次々と居なくなっていて、時代は確実に変わりつつあるというか、ドラマの最終的なクライマックスが近づいているんですね。
松(木村佳乃)が二代目・出雲阿国(シルビア・グラブ)に巡り会ったり、信之(大泉洋)がお通(八木亜希子)のことで稲(吉田羊)に不信感を持たれたようだったり・・・。
上杉景勝(遠藤憲一)、直江兼続(村上新悟)、伊達政宗(長谷川朝晴)が久しぶりに登場したり・・・。
キャストの紹介がラストになったわけですから、意外な楽しみになりました。
真田丸が築かれ、真田軍は赤備えの姿に・・・。
あとは、ラストまでどのように突き進んでいくのか、見届けたいところですね。
<これまでの感想>
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回
第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回
第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 第33回 第34回
第35回 第36回 第37回 第38回 第39回 第40回 第41回 第42回 第43回
真田丸 完全版 第壱集 [堺雅人]
真田丸 完全版 第弐集
真田丸 完全版 第参集
NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック [ 服部隆之 ]
NHK大河ドラマ 真田丸 オリジナル・サウンドトラック 2
NHK大河ドラマ 真田丸 オリジナル・サウンドトラック 3
ブラタモリ 2 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田) [ NHK「ブラタモリ」制作班 ]
歴史秘話ヒストリア 真田幸村編 徹底解明! これが“真田丸"だ 〜地中に残された幻の城〜 [渡邊あゆみ]
« 林先生、SMAPを作家に見立てる | トップページ | 「相棒season15」第5話“ブルーピカソ” »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 朝ドラ「虎に翼」が終わって、思ったこと諸々。(2024.09.29)
- ドラマ「マウンテンドクター」(第1回)を観て(2024.07.11)
- 朝ドラ「虎に翼」鑑賞中(2024.05.29)
- 朝ドラ「ブギウギ」が終わって(2024.03.30)
- NHK「ふたりのディスタンス ピース 綾部祐二と又吉直樹」を観て(2023.12.28)
「大河ドラマ「真田丸」」カテゴリの記事
- 大河ドラマ「真田丸」最終回(2016.12.19)
- 大河ドラマ「真田丸」第49回“前夜”(2016.12.12)
- 大河ドラマ「真田丸」第48回“引鉄”(2016.12.05)
- 大河ドラマ「真田丸」第47回“反撃”(2016.11.29)
- 大河ドラマ「真田丸」第46回“砲弾”(2016.11.21)