「A-Studio」高橋一生さん
20日放送の「A-Studio」(TBS系)のゲストは、俳優の高橋一生さんでした。
大人気のようで、登場したときの女性ファンの歓声に驚かされました。
録画してまで初めて観た番組で、こちらもかなりの関心があったわけですが・・・。
こんなに華やかな俳優さんでしたっけ?という戸惑いもちょっとありましたね。
個人的には、どうしても「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)の精神科医助手役が強く印象に残っているものですから・・・。
本人は、ドラマ「Woman」(2013年・日本テレビ系)でポジティブな役を演じたのが転機になったといっていました。
暗い役が続きすぎて、嫌だったのでしょうか。
個人的には、「相棒」の役を演じたときの感想を聞きたいところです。
その転機を作ってくれた脚本家・坂元裕二さんが、現在放送中の「カルテット」(TBS系)も担当しているようです。
坂元さんだけではなく、とにかく大勢の俳優さんたち(ミュージシャンの弟さんも)が彼のエピソード紹介のかたちで、映像や写真で登場していました。
この番組のコンセプトがよくわからないもので、戸惑いはありましたね。
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俳優仲間の長谷川博己さんからは、“地震が来そうだから、部屋に靴のままあがって“ と言われた話。
同じく青戸昭憲さんからは、“犬の口に空気を吹きかけると、言うことをきく” “財布にお札を逆さに入れると、お金が入ってくる” 話。
どちらも、“(地震が来そうになると)耳が痛いとか、変な雰囲気を感じる” “口ではなく、鼻。ついでに、通りがかりの犬がおとなしくなる” などとの本人の説明が入りました。
モノに名前をつける話は、以前に聞いたことがありましたが、それでも、“テーブルに渋沢さん、洗濯機にせんだ君” には笑ってしまいました。
愛着が沸くし、古い洗濯機などは頑張っている感がいいのかもしれませんね。
弟さんが、安部勇磨さんというミュージシャン(never young beachボーカル・ギター担当)。
彼のメジャーデビューを勧めたのも高橋さん。
“売れなくていいという人は、批評家っぽくなっていく。評価される側にいないと。何を言われても”
その弟さんのライブに、現在ドラマ共演中の松田龍平さんが行っていた、という偶然もあったんですね。
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複雑な家庭の高橋さん、すでに両親も亡くなったようで、長男としての強い意識を持っているエピソードがいくつか紹介されました。
がんで亡くなった母親との10年にわたる確執の話には、驚かされましたね。
同じように子役だった母親の勧めで、今の高橋さんが存在するわけですし、最後は看取ることができたようで、他人事ながらホッとしたものです。
公表してもいい、それほどに今は公私ともに充実しているのかな、とも思いました。
家族の話にかなり踏み込んでいましたが、やはり仕事関係の話が面白かったですね。
亡き蜷川幸雄さんの舞台「から騒ぎ」(2008年)に、女性役で出演。
厳しい中で、言われたこと。
“セリフはリズムに還元されてはいけない。覚えたことをリズムで言っているだけだと、それはただの音だよ”
山田洋次監督からは、中学3年のときにオーディションで落ちたけど、プリントの役の部分に線を引いていない理由を聞かれ、他のセリフが見えなくなるので、と答えたら “賛成” と言われたエピソードもよかったですね。
演技に関して、本人は、役作りしてのぞむということはしていない、と・・・。
ジャンプして意識してのぞむのではなく、地続きでやるほうがいい、と語っています。
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MCの鶴瓶さんから、思わず “役者って、何なん?”
役で馬に乗る話から、馬の耳元で “馬刺しにするぞ” と言うとおとなしくなる、という話にもなりました。
現在の「おんな城主 直虎」(NHK)で、大河ドラマ出演5作目となる高橋さん。
鶴瓶さんから、“どんどん役が大きくなって、次は主役だな” と言われていましたが、夢ではないですね。
改めまして、MCは、笑福亭鶴瓶さん。
黒柳徹子さんばりに事前調査が凄いですね。
エピソードを紹介してくれた人たちがこれまでに番組に出演して、そこで高橋さんのことを語っていたのかもしれないですし、鶴瓶さんの広い交友関係の一部が見られただけなのかもしれませんが・・・。
鶴瓶さんといえば、とにかく一般人も含めて、誰とでも仲良くなれる人と言われていますね。
番組の対象は若者かもしれませんが、下手をすると内輪ウケになりそうなところを上手くコントロールしている気がします。
高橋さんの弟さんとはかなり気があっていて、顔も父子のように似ていて(画面にツーショット写真が何度も出て)、公私が一緒くたになっているような気がしないでもないですが・・・。
最後に恒例らしい、ゲストに対する感想を語っていました。
“役柄を呼び込んでやっている。売れているけど、自分がちゃんと地に足をつけて売れないと(と思っている)。ようやくその時期が来た”
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