「帰れまサンデー」フィンランド編/亀田兄弟他
先日の「帰れまサンデー」(テレビ朝日系)は、フィンランドが舞台ということで観てみました。
正直、出演者の顔ぶれを見て、ためらいはありましたが・・・。
“外国で自分の名前をフルネームで言われるまで日本に帰れない!” が今回のテーマ。
一日中太陽が昇らないという極夜、そして極寒の一面雪の世界。
当然、外で人に会うのが難しい状況。
観ていて、こちらのほうが絶望的な気分になりましたね。
一組はボクシングの亀田兄弟(興毅&大毅)、もう一組が芸人のダンディ坂野さんと波田陽区さん。
個人的な印象は、評判が悪かった兄弟と、旬を過ぎてしまった人たち。(失礼!)
でも、この2組がほとんど可能性ゼロに思えた状況を少しずつ変えていく様子に感動してしまいました。
何度も繰り返される“知らない” という返事にめげることなく、少しずつ可能性を繋げていく様子に、いつのまにか応援していましたね。
フィンランドの風景を見るのが目的だったんですが・・・。
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途中でオーロラを見られたり、本場のサウナ体験をしたり、サンタさんに会えたり・・・。
興毅さんは、ボクシングジムで、女性の相手をしてあげるかと思えば、大毅さんは大聖堂の石段で映画「ロッキー」のシーンを再現して見せたり・・・。
もう一人の兄弟(和毅)の名前を挙げる人がいましたが、世界的に活躍しているからのようですね。
そういえば、スキーの葛西紀明選手の名前が頻繁に出てきたのは、お国柄として当然なのでしょう。
極寒の時期でも日本人の旅行客などもいるし、現地には日本好きの人もいたりして、しだいにフルネームで呼んでくれる人がいるような空気になってきましたね。
結局、ヘルシンキには、ボクシングをしている人や日本のお笑いが好きな人がいて、2組ともに成功となりました。
番組を終わってみれば、フィンランドの北部からではなく、南部の大都会ヘルシンキで探せばよかったのにと思ってしまいました。
それだと、番組として成立しなかったかもしれませんが・・・。
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最初は、寒々とした気分で観始めた番組でしたが、時間がたつにつれて楽しんでいました。
それは、2組ともに、あの厳しい状況に関わらず、現地の人に対して常に礼を尽くしている様子が見えたことが大きいですね。
現地の人の優しさも、そうさせた一因かもしれませんが・・・。
特に亀田兄弟の印象が180度変わりましたね。
礼儀正しさはもちろん、番組のコンセプトを理解して、考え動くその姿勢がとても印象的でした。
正直、ボクシングに興味が無くても、かなりの悪評だけは何となく耳に入っていました。
すでに過去のことなのかもしれませんが・・・。
そのために、これまでは彼らが出る番組を観るのを避けていましたが、これからは偏見無しで観られそうです。
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