「ラジオ深夜便」作家・柳美里さん
今朝方の「ラジオ深夜便」“明日へのことば”に、作家の柳美里さんが出演していました。
柳さん、東日本大震災の原発事故以来通い続けた南相馬市(福島県)に、今は住んでいるんですね。
理由を聞かれ、“人が好きだから” と・・・。
そのあっさりとも言える答えが印象的でした。
ここまで来るのに、柳さんなりに葛藤がなかったとは思えません。
でも、インタビューに対して、常に自然体とも思える態度で会話をしていました。
6年という時間を経てきて、今がある、という感じですね。
作家という肩書きを取り払った感じで、好もしく聞き入ってしまったものです。
布団の中でうつらうつらしていて、かなり聞き逃した部分があったのが残念ですが・・・。
|
この4月、小高区の商業高校と工業高校が統合して、新しい高校ができるとのこと。
柳さんがその校歌の作詞を依頼され、作曲は柳さんが長渕剛さんに依頼したようです。
豪華な校歌ですね。
長渕さんも被災地に大きな力を貸してくれて、続けてくれていることが知られています。
この校歌を作るに際しても、2度も小高区を訪ねていたようですね。
今回のエピソードに改めて頭が下がる思いがしています。
柳さん、常磐線の小高駅前に本屋さんを開業するそうです。
“電車を降りると真っ暗なんです”
その言葉に情景が目に浮かびました。
漆黒の闇なんて、震災までは、もうこの時代にはないものと思っていたのですが・・・。
その本屋には、学生が勉強したり、迎えを待ったりするスペースが作られるのだとか。
もちろん、柳さんが執筆するスペースも・・・。
風呂屋の番台のような、と笑っていました。
店の名前は、著書から「フルハウス」。
4月に間に合うように作られるようですが、ちょっと行ってみたくなりましたね。
|
« NHK「空想大河ドラマ 小田信夫」ネプチューン出演 | トップページ | 東日本大震災、そして霧の摩周湖 »
「ラジオ」カテゴリの記事
- ラジオとの長~い付き合い(2023.01.02)
- 【闘病日記 57】高沢秀昭さん、首位打者から保育士に「ラジオ深夜便」(2022.05.28)
- 【闘病日記 48】ラジオの話(2021.11.15)
- お正月、SMAPの「世界に一つだけの花」を聴く(2019.01.03)
- 東日本大震災から7年(2018.03.11)