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東日本大震災、そして霧の摩周湖

   

 

東日本大震災から6年。   
早朝、ゴミ出しに出たら雪がチラついていて驚きました。    
このところ穏やかな天気が続いていたので・・・。    
東の方(海の方角)の朝焼けがいつもより濃く感じられて、今日という特別な日の始まりを実感しました。    
   
こちら(仙台)では、毎日震災関連のニュースが途切れることはありません。    
それで復興の進行状況、その都度現れてくる問題など、かなり詳しく知ることができます。
また、週一放送の「被災地からの声」(NHKローカル)では、被災された方たちの現在の状況や心情に触れることができます。   

でも、全国的には今日を中心にして、関連のニュースや番組が多いですね。    
絶対に風化を防がなければならない、そして今後の他の災害への喚起などを考えれば必要とは思うものの、正直複雑な思いで観てしまっています。    
   

                     
                  
       

この震災で、2500を超える人たちが行方不明のままです。
以前、図書館で借りた布施明さんのCDのラーナーノーツに印象的な文章がありました。
彼は作詞作曲も手がけていますし、小説も書いたりしています。 
以下は、彼の代表曲「霧の摩周湖」について書かれた文章の引用です。    

   
アイヌの人々は、この湖をカムイトーと呼ぶ。    
《カムイトー》神なる湖と言う意味です。    
また、あの名高い霧は夏のある時期に三陸沖で生まれる巨大な海霧で、辰巳の風に吹かれて、北の大地まで流れていくとの事です。    
その霧の終着駅が摩周湖と聞きました。    
あの日あの時失った、東日本のあなたの御影はあの年のあの夏の海霧に乗り、遥か彼方、北の大地の神の湖摩周湖で安らかに眠っているものと信じております。    
   
 *布施明50周年記念セルフカバー「Premium Selection~思いの丈すべて込め~」より    
   

今日は、静かに祈りながら過ごしたいと思っています。   

                     
                     
布施明 50周年記念セルフカバー
プレミアムセレクション
〜思いの丈 すべて込め〜 [布施明]

         

   

 

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