シルバータイムドラマ「やすらぎの郷」
帯ドラマ劇場「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)が始まりました。
シルバータイムドラマという呼び名を初めて聞いたような気がします。
どうしてこれまでこの種のドラマが無かったんでしょうね。
ドラマもCMも若者向けで、さすがのテレビ好きの私もうんざりしていました。
それにしても、豪華な出演者です。
脚本家・倉本聰さんの影響力の大きさ(それはこれまで積み重ねてきたものですが)、俳優・女優陣の覚悟を感じさせますね。
若くて絶世の美女だった時代の写真と現在の自分を見せてしまう女優さんたちの覚悟には、やはり積み重ねてきたゆるぎない自信が感じられます。
次々と現れる若き日の写真を見て、朝ドラ「あまちゃん」(2013年)を思い出していました。
昭和に遡って懐かしさを感じさせるパターンですね。
今、テレビ離れが進み、ドラマ作りが難しくなっていると言われるテレビ界で、キャスティングを含めて、自分の世界を通せるのは倉本さんと宮藤官九郎さんだけのような気がしました。
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ドラマはきょうでまだ2回目ですが、ゆったりと進んで気持ちがいいですね。
正直、まどろっこしく感じることもあるのですが、それは私が今心身ともに余裕が無いからでしょう。
長丁場を楽しみたいと思っています。
確か、勘違いでなければ、130回続くということでした。
直前の「徹子の部屋」で風吹ジュンさん(石坂浩二さんの亡き妻役)が話していたと思うのですが・・・。
脚本はすべて完成しているようです。
顔見世で、倉本さんが “みなさん、どうか死なないでください” と言ったらしいですが、おかしくもあり、切実でもありますね。
まだ風吹さんしか登場していないのに、女優さんたちのたくましさ、張り切りようを感じていて、そんな心配は要らないと思いました。
一人一人の人生が描かれ、おそらく私生活もオーバーラップさせるようなこともあったりして、楽しみな展開になるのでしょう。
130回だとしたら、時間はたっぷりありますからね。
先日の「ミラクル9」(テレビ朝日系)に、石坂浩二さん、浅丘ルリ子さん、加賀まりこさんがゲスト出演していました。
下世話に言えば、元夫婦に元恋人ですよね。
観る側をも複雑な気分にさせるところを、さすがに俳優としても人間としてもベテランで、気持ちよく楽しく観られました。
おかげで、このドラマも、変な先入観も無く観続けられそうです。
“帯ドラマ劇場・第1弾” とありますから、次もあるということですよね。
ぜひ成功して欲しいところです。
もちろん大丈夫でしょうけど・・・。
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