「やまと尼寺 精進日記」“卯月 たけのこ お花見 ピクニック”
「やまと尼寺 精進日記」“卯月 たけのこ お花見 ピクニック”
NHK・Eテレ 2017.4.30.放送
「やまと尼寺 精進日記」(NHK・Eテレ)という番組があります。
月1回、最終週の日曜日の夕方6時の放送。
偶然見かけて、今はとにかく楽しんでいますね。
といっても、まだ2回目ですが・・・。
奈良県桜井市の音羽山観音寺は、1200年の歴史があるお寺。
住職と副住職、そしてお手伝いの3人は、いずれも女性。
山道を登って本堂にたどり着けば、3人に似せた人形がお迎えです。
3人が里の人々の協力を得ながら、山の恵みに感謝し、季節の食材で料理をしながら生活していく様子が紹介されています。
ゆったりとした時間の流れに浸れ、自然の食材のおいしさが伝わってきます。
買い物のたびに品物をひっくり返して添加物をチェックしている自分がイヤになりますね。
しいたけ作りや野草積みなどの作業、ひとつひとつの食材を大切にし工夫して料理する姿がありますが、とにかくどんなときも笑顔が絶えない、笑いが絶えないのが、何とも観ていてほっこりさせられます。
毎年差し入れをされるというたけのこの料理、根っこの硬い部分はすりおろしてダンゴに、そしてチラシ寿司に・・・。
チラシ寿司を作る副住職とお手伝いさんの、団扇の向きに関するやり取りにも笑顔がはじけます。
その間、たけのこの差し入れをしてくれた元表具師さんは、本堂で襖を修理作業中。
その襖も里人から譲り受けて使っていたもので、そこから感じられる生活のつつましさ、そしてそれを支える里人たちとのつながりが何とも好もしく感じられたものです。
それにしても、副住職が内緒で作っていたきんかん(山の下に住む女性の毎年の差し入れ)にチョコやクリームチーズを入れたもの、そしてきんかんパイがおいしそうでした。
たくさんの料理を抱えて、里に下りての花見は3人加わっての女子会。
その途中にも、住職はヤブカンゾウや花が咲いたフキノトウ(これくらいがおいしいのだとか)
などを採集して、その場で天ぷらに・・・。
そして、暖かい陽射しを受け、桜や桃の木の下、水芭蕉のそばでのピクニック。
4年前から里人の協力を得ながら、山に桜を少しずつ植えていて、現在200本。
明るい陽射しを浴びている山々を背景に、住職は楽しそうな笑顔で、10年後くらいにはみんなで花見を、と・・・。
どんなときも、笑顔笑顔、笑い声がはじけて、そのゆったりと過ぎてゆく時間に、何だか呆然とした感じで見入ってしまいました。
ナレーションは、俳優の柄本佑さんが担当。
住職たちと常に掛け合いのかたちになっている、その場にいるようになっているのがよけいに番組の魅力を増しているような気がしますね。
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