イチロー選手、引退
自分なりに頑張ってきた
イチロー選手(シアトルマリナーズ)
引退表明記者会見にて
イチロー選手が引退しました。
そのことを知ったのは翌日のニュースで、でした。
引退表明した当日の2試合目は、まったく観ていませんでした。
ヒットが出ない彼をどうしても観続けることができなかったものですから・・・。
それでも、彼が引退することを考えてもいませんでしたね。
ずっと野球選手であり続けるような感覚でいました。
それでいて、引退と知っても驚かなかったこと、自然に受け入れられたことが、いまだに不思議でなりません。
ニュースでは、長い記者会見のほんの一部の紹介でしかありませんでしたが(それでもかなり時間を割いてくれましたが)、イチローさんらしいコメントがたくさんありましたね。
個人的に印象的だったのが、“自分なりに頑張ってきた” でした。
何の変哲も無い、誰もが使える言葉ですが、彼が言えば、その裏にあるもの、数々の偉業を達成するために努力を重ねてきたその姿がはっきりと見えてきます。
私自身は病気が再発して、不安な時を過ごしているので、いつもよりもよけいに響いた言葉なのかもしれません。
後で調べて、“決断に後悔や思い残したようなことは?” と聞かれた時の返答でした。
「今日のあの、球場での出来事、あんなもの見せられたら後悔などあろうはずがありません。 もちろん、もっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと・・・人よりも頑張ったということはとても言えないですけど、そんなことは全くないですけど、自分なりに頑張ってきたということは、はっきり言えるので。これを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないということはできないのではないかと思います」<ネット記事より引用>
日曜日は会見の模様を長めに紹介してくれた番組があって、観ているうちに自然に涙が流れていました。
涙を流すなんて、何年ぶり、いや何十年ぶりかのことです。
どういう感覚だったのか、いまだにわかりませんね。
おかげさまで、まだ泣ける自分がいたことが、収穫になりました。
今、改めて彼の偉業が語られていますが、私が一番感じたことは、28年間、大きな怪我も無く選手生活を続けてきたことの凄さですね。
野球にしろ、大相撲にしろ、最近は簡単に怪我をする人が多すぎるような気がしていました。
スポーツなのだから、仕方がないと言われればそれまでですが・・・。
イチロー選手は、試合の前後の身体のケアは常に欠かさないと聞いていました。
そこだけでも学ぶ価値がある(真似するだけでも)と思いますね。
彼が今後どのような生き方をするか、とても興味があります。
引退と言えば、普通はネガティブな未来を想像しがちですが、彼の今後にはもっと大きく広い世界を見せてもらえそうな気がしています。
まずはお疲れさまでした。
と言っても、これまでと変わらないルーティンで身体を動かしているのでしょうが・・・。
日本での最後の年、閑散とした宮城球場(現・楽天生命パーク)で見た、常に身体を動かしていた彼の後姿を思い出しています。
外野の金網にすがりついて、必死に彼の背中を追っていた子どもたちの目をも・・・。
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