「プレバト!!」炎帝戦優勝/フルーツポンチ・村上健志さんの句
行間に 次頁の影 夕立晴
村上健志(フルーツポンチ)
「プレバト!!」(TBS系)は、毎週欠かさず観ています。
ブログに書くのはご無沙汰していますが・・・。
素敵な句が多すぎて追いかけられなかった、というのが正直な気持ちです。
昨日の夏の炎帝戦の優勝者は、フルーツポンチの村上健志さんでした。
春に続いての2連覇なんですね。
“夏の波紋で一句” で作ったのが上の句でした。
“初日記 とめはねに差す ひかりかな”
以前発表した句ですが、好きだったので、同じ印象で受け止めることができました。
村上さんのファンは、皆藤愛子さんや東大生の鈴木光さんなど若い方が多いようですが、こちら若くなくてもファンです。
日常の何気ない、普通なら見逃してしまう細やかな光景を俳句にしてくれるのが、何とも魅力的です。
こう言ってはなんですが、芸風なのでしょうが、本人の印象からは想像できないのがまた面白いですね。
夏井いつき先生の言葉が素敵でした。
“半径1m以内で俳句を作る人と思っていたんですが、ここまで来たら、眼球30cmの半径で、この人は俳句が作れちゃうかなと思いました”
彼の作風が確立したとも言える、最大級の褒め言葉ですね。
このまま作り続けてほしいものです。
反対側にいるのが、東国原英夫さん。
時には、深くて怖い句を作りますね。
盗作疑惑が出た句も、かなり斬新で、個人的には好きでした。
東国原さん、今回は4位。
“飛び込みの 波紋広がりゆく 木陰”
作者の位置により、 “広がりくる” と添削されました。
こんな清々しい綺麗な句ではなく、もっと攻めた、闇を突くような句が彼らしい気がしますね。
2位の梅沢富美男さん。
いつも番組を盛り上げてくれてその印象が強いからでしょうか、申し訳ないですが、あまり作品のほうが印象に残っていないですね。
<追記>2019.8.23.
お題:夏の終わり・空港で一句
八月の 機内に点る 読書灯
8月という様々な想いのこもる時期に、ささやかな光景で表現する平和・・・。
作者の想いが映像に託されている、との評価を得ました。
“半径1m以内の冒険にこだわる” という村上さんの、さすがと思わせる句でした。
*2019.8.22.昇段試験 名人10段・星2つへ
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