【闘病日記 12】第3の治療
「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
“受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。
先週、白血球の数値が上昇し、イムブルビカの服用は完全に休止となりました。
昨年10月に再発して10ヶ月、今年に入ってからは副作用に悩まされ続けてきました。
口内炎で1ヶ月以上も食事が出来ないどころか、声も出ない状況に陥りましたし、内出血も片腕の半分、足の3分1などから小さなものがあちこちに・・・。
白内障も一気に進みました。
以上が、3大副作用でしたね。(笑)
結局、副作用対策にエネルギーを注ぎ込んできて、本来の病気を忘れていることが多かったです。
そんな状況で、後半はイムブルビカを飲まないことが多かったですね。
ということで、第3の治療となりました。
再発したときには、治療法は2択でした。
入院して別の抗がん剤治療を行うか、外来で薬(イムブルビカ)の治療か。
今回、入院を覚悟していたので、第3の方法を提示されたときはホッとしたものです。
ただし、その現実に引き戻されましたが・・・。
PEPC療法(ステロイドを含む4種類の抗がん剤を内服する方法)です。
標準治療が無効だったり、再発した場合などに行われ、マイルドな分効き目は強力ではなく、治癒は見込めないとのこと。
腫瘍を縮小させ、症状をコントロールする目的で用いられるとのこと。
私の場合2週間服用後休薬、状況を見ながら繰り返していくようです。
副作用の説明の中に脱毛がありました。
私は変わり者らしく、脱毛について何の感慨もありません。
前回(入院)は、面白がっていたほうかもしれません。
お洒落に興味が無いし、お金も無いのでウィッグは利用しませんでした。
三角巾(掃除用)や、スカーフ(100円ショップで数種購入)、冬は毛糸の帽子(やはり100円ショップのもの)でしたね。
その分、端からは丸わかりだったと思いますが・・・。
今回は、この暑さが過ぎてから始まってほしいものです。
先日の「病院ラジオ」(NHK総合・8月7日放送)で、希少がんの若い女性が語っていました。
“次の治療法があるだけでも有難い。効かないと言われた薬が、効いたことがある。私は前例者になる” と・・・。
その強い前向きな姿勢に感銘を受け、背中を押された気持ちがしています。
<訂正 '19.9.16.>
今日、「病院ラジオ」の再放送がありました。
若い女性の言葉の後半部分はありませんでした。
それでも、記憶として印象深く残っていますので、前の放送2回(今回は3回目)と混ぜてしまったのかもしれません。
私にとっての言葉として、揺るぎは無いですね。
怪獣に 似た樹から 団栗ぽろり 2019.8.19.
俳人・辻桃子さんの著書を読んでいて、肩肘張ったり気どったりして、難しそうな句作りをする必要も無いことを思い知らされました。
朝夕の散歩道に、小さいけれどちょっとゴジラに似たかたちの団栗の樹があります。
子どもに帰って作ったような句も楽しいですね。
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