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【闘病日記 14】第3の治療結果と手放すことと

 

「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
   “受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。


PEPC療法(ステロイドを含む4種類の抗がん剤を内服する方法)を受けて、2週間。
先週、服薬期間が終了し、その後
2週間の休薬期間に入りました。
いまのところ、特に目立った副作用も無く過ごせていて、ホッとしている状況です。

2週間目の通院日の検査結果は、白血球が14200に減少していて、効果があるかもしれない、とのことでした。
毎回検査結果表を渡されていますが、説明されるのは白血球の他はヘモグロビン濃度・血小板(どちらも、いつも正常値より低い)です。
今回は、LDHについての説明がありましたが、これが高いと悪化しているということらしいです。
帰宅後過去の表を見てみると、最近は高めの状態が続いていました。
今回は正常値でホッとしましたけど、休薬の期間でどうなるか、不安ではありますね。

気になったのは、この方法は服薬と休薬を繰り返して、時間をかけて症状をコントロールしていくものと思っていました。
その間緩い時間があって、結論が先延ばしになっていき、ひどい副作用が無い限り、凪のような日々を過ごせるのかも、と・・・。
何だか、2週間後には結果が出てしまい、それで何かが決まりそうで、ちょっとしたプレッシャーを感じたりしています。
繰り返していく、という意味だったのかもしれませんが・・・。

 


 

 

「ニュース シブ5時」('19.8.29・NHK)で、“生と死” に関する特集をしていました。
興味はあったものの、今の自分が観るにはちょっとキツイかなと思ったものです。
ということで、片づけをしながら、何とも中途半端な視聴となりました。

あるお寺のワークショップの映像でした。
参加者が、手に何枚かの札?を持っていますが、本人にとって大切なもの、家族とか仕事とかが書かれているようです。
それを1枚1枚手放していく作業を繰り返していきます。
散々迷い悩み、最後に残った1枚が、本当に大切なものということのようです。

そして、その大切な1枚さえ手放さざるを得なくなります。
(ここは、映像にあったかどうか曖昧で、個人的なイメージです)

すべて終了した後の参加者の表情が穏やかで、スッキリしていたのがとても印象的でした。
自己と向き合い、大切なものを確認して、そして、又新たに生きていく・・・。
爽やかささへ感じたものです。

観終わって、感じたこと。
今なら、何でも手放せそうだ、と・・・。

話が一気に変わりますが・・・
子どもの頃からの映画好きでした。
映画(作品)が好きというよりも、映画が傍にある空気が好きという感じでしょうか。
その理由などは、省略します。
ただ、私にとっての唯一の “絶対的なもの”、それが映画でしたね。

大人になってから、評判の高い作品はビデオテープやDVDに録画してきました。
好きな作品のビデオやDVDはとにかく買い集めました。中古品が主ですが・・・。
でも、今、観返すことは無いですし、いまだに観ていないものもあります。
録画したビデオは、カビが生えて、すでに3分の2は処分しています。

番組を観ながら、今なら手放せそうだなあと思いましたけど、もちろん捨てるのではなく、ヤフオクなどに出品しますが・・・。
かなりシビアな内容でしたが、こちらの俗っ気が抜けることはなかったようです。
その前に何年も着ていない服などの処分をしなければ、と考えると気が遠くなります。
何より、まずその体力を身につけるのが先ですから・・・。

 

  秋澄むや ホームにひとり 風の中  2019.8.31.

 

 


 

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