【闘病日記 19】経過観察とコロナと
「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
“受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。
新型コロナウイルスの自粛要請が緩和されて、10日は過ぎたでしょうか。
と言っても、個人的には以前と以後の変化はあまり無いですね。
それでも、やっとこれに向かう気になれたのは、やはり疲れがあったのかもしれません。
持病があって、年齢的にも危なくて、不安な思いで暮らしてきました。
でも、考えてみれば、コロナ以前も、手洗い・うがいはしていましたし、マスクは一年中していました。
自分の病気で一番気をつけなければならないのは、感染症対策です。
コロナも感染症の一つと考えればいいわけで、ただしこれまで以上に丁寧な対応は必要でしたが・・・。
時々、がん患者さんが治療を受けるのを避けているというニュースを観ることがあります。
コロナが怖くて、実際に罹っている病気の治療を中断するという感覚がよくわからないのですが・・・。
私がコロナの怖さをよく知らないということでしょうか。
先日、「チョイス」(NHK・Eテレ)で多発性骨髄腫の特集を観ました。
ひとりの患者さんが、治った友人から “気力が大事” とアドバイスを受けたことを語っていました。
何ということもない言葉のはずが、何となく疲れていて、落ち込み気味だった私にも響きましたね。
諦めたら後退するだけ・・・。
治療をきちんと受けて、あとは自分でリラックスしながらも前向きに暮らしていくようにしたい、そう思いましたね。
それにしても、多発性骨髄腫は治る可能性がある病気なんですね。
治療薬が次々に開発されています。
白血病も、そうであることを期待していますが・・・。
5種目の治療(点滴+飲み薬)を4月に終わって、現在は経過観察中です。
4週間ごとに6サイクルでした。
個人的には、なぜか4週間だけ効果が持続するという感覚になってしまっていました。
そう考えると実質5月が最終ということになり、その後は未知の世界に入っていることになります。
これまでに5種の治療法を受けてきましたが、実際に経過観察の時期を迎えられたのは2回だけです。
一度目は最初の治療でしたが、途中で腰椎圧迫骨折が見つかり、腰痛に悩まされ続けていて、主病の方に気が回りませんでしたね。
不安が薄まって、それは良いことだったのかもしれませんが・・・。
ですから、副作用もほとんど無く終えられた今回が初めてのようなものです。
不安は大きいですね。
でも、やれることは自分でやっていくしかないわけです。
一日一日を大切に、気持ちを豊かにして暮らしていきたいものです。
これを書けたことで、ちょっとホッとしています。
毎日、達成感とか充実感とか、ほとんど感じられずに過ごしていましたから・・・。
26日から図書館が利用できるようになりました。
すぐには行けないですが、いつでも行けると思うと何とも嬉しいですね。
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