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【闘病日記 21】経過観察中、萩と朝顔と

 

「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
   “受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。

 

しばらくご無沙汰していました。
いまだに新型コロナウイルスが終息する気配もない日が続いていますね。
すでに、withコロナの状況らしいですが・・・。
というか、個人的にはコロナへの不安とか恐怖とかよりも、病気のことでいっぱいいっぱいでした。

“経過観察”というと、良く言えば不安ながらも平穏な日々が続くというイメージですが・・・。
実際にはあちこちに故障が多くて、気持ちに余裕が持てなくて、何とも忙しいですね。

6月頃から、膝上から足先にかけて痺れが続くようになりました。
これまでにまったく無かったわけではないのですが・・・。
今回は脳神経内科に紹介されました。

最初は腰痛の関連が疑われて、腰椎のMRI検査を受けましたが問題は無く、結局抗がん剤の影響ではないかと・・・。
また神経伝導検査により、足先の神経が弱くなっているとのこと。
根本的な治療は無く、対症療法のみとのことでした。

治らないと言われたにもかかわらず、ホッとしたものです。
これ以上、別の病気を抱えてしまうのもしんどいですからね。
血液内科に戻れたことで良しとしています。
いまのところ、痛みなどは無く、歩くのに支障がありませんし・・・。

 


ひとまずがんの治療を終えたあなたへ

 

 

その後は、首のリンパ腺に異常を感じて、病院に駆け込みましたね。
昔々(十代の頃)2度ほど放射線治療を受けたことを思い出して、リンパつながりで、ちょっとパニックになって・・・。
結果は大きな問題はありませんでした。

さらに、昨日は、のどの違和感で耳鼻咽喉科に行ってきました。
一週間ほど前に梨をのどに引っ掛けてから続く違和感でしたが、これも特に問題はありませんでした。
つい誤嚥性肺炎を考えてしまったんですね。
今は、肩こりに悩まされています(笑)。

最近は騒ぐわりには問題無しで終わり、我ながら “オオカミ少年” 的状況だなあ、と反省はしています。
堪え性が無くなっていることをつくづく感じます。
言い訳をすれば、同じ病気の人や詳しい情報に巡り合えない不安が大きくなっている気がします。

B細胞性前リンパ球性白血病(B-PLL)は本邦では約0.08%、欧米では0.1%と稀な疾患であり、リンパ性白血病の1%を占めます。
<WHO分類-リンパ系腫瘍(2008)より抜粋>

ネットで調べても、関連記事がほとんどなく、いまだに自分の立ち位置?がよくわからないですね。
わからないほうが良いこともあるのかもしれませんが・・・。


少し気分を変えて・・・。
朝夕散歩する道に萩が群生しています。
こちら仙台ですから、宮城野萩ですね。
街路樹の下、雑草と競うようにして(はっきり言えば、ゴチャゴチャになって)咲いています。
いずれ雑草とともに除草されることがわかっていますが、その強さ(覚悟?)に感動します。
来年間違いなく、今年以上に増えているに違いありません。

最初に入院した時、退院したら狭い庭の雑草の間に朝顔が咲いていました。
前の年にこぼれた種からですね。
思うように身体が動かないときだっただけに、癒しになり、力になりました。
あれから毎年、相変わらず何の手入れもしていないのに、時期が来れば咲いてくれています。

朝顔も萩も、癒されますし、その強さに励まされますね。

萩のごと 生きたしと思ふ 草の道 2020.9.20.


“病気は「治す」のではなく、「治める」もの。”
腰痛や鬱、片頭痛などと長い付き合いがあるという五木寛之さんの言葉です。
そんな気持ちで暮らしたいものです。

 


人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方

 

 

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